自身初の決勝弾を沈めたジョージ、今季は自己ベストの成績でサンダーをけん引
12月6日(現地時間5日)、ブルックリン・ネッツのホーム、バークレイズ・センターで行われた一戦で、オクラホマシティ・サンダーは114-112でネッツに勝利して4連勝を飾った。
この試合、サンダーが誇るオールスターのポール・ジョージが後半に大爆発。第3クォーターに10得点を挙げると、第4クォーターだけで25得点を奪取。ジョージは最終クォーターでネッツが挙げた総得点(19)を1人で上回る猛攻で、最大23点ビハインドだった試合をひっくり返す立て役者に。
残り3.1秒。1点ビハインドの場面でラッセル・ウェストブルックからのパスを受け取ったジョージは、決勝弾となる3ポイントをねじ込み、劇的な勝利をもたらしたのである。
『ESPN Stats & Info』によると、2008-09シーズンにシアトル・スーパーソニックスがオクラホマシティへ移転し、チーム名をサンダーに変更してからというもの、ジョージが残した25得点は1つのクォーターで挙げた得点としては最多だったという。
さらに、ジョージは今季を含めたキャリア9シーズンにおいて、第4クォーターまたは延長残り10秒以内の状況で14本のショットを放ってきたものの、すべてをミスしてきた。つまり、この試合終盤に決めた3ポイントは、ジョージにとって初のゲームウィナーということ。
最後のポゼッションについて聞かれたジョージは試合後、「いい感触だった。僕は絶好調だったからね。試合中、すべてのショットが入るように感じていたんだ」と『AP』へ振り返っており、逆転勝利を喜んだ。
キャリアハイの48得点に1点足りなかったものの、ネッツ戦で見せたジョージのパフォーマンスは特筆すべきものだった。
ジョージはフィールドゴール27投15本(うち3ポイントは13投中6本)、フリースロー14投中11本を決め切ってみせた。さらには15リバウンド4アシストも記録している。
サンダーのリーダー、ウェストブルックはジョージについてこう語る。
「俺の仕事は彼に『常に自分のゲームをして、アグレッシブにいろ』と言い続けること。彼はそれだけの価値がある選手だからね。彼はこのリーグにおけるスーパースターなんだ。今夜見せたように、彼が絶好調であれば、ゲームそのものを変えることができるんだ」。
サンダー加入2シーズン目となった今季、ジョージは平均24.3得点8.1リバウンド4.3アシスト2.1スティール0.8ブロックと、いずれもキャリアベストを記録している。
自身初の決勝弾を沈めたことで、28歳のジョージは選手として1段階ステップアップし、今後さらなる成長を遂げると期待したい。