ブログドンの2連続3ポイントが飛び出し、バックスが激戦に終止符を打つ
12月10日(現地時間9日)、イースタン・カンファレンス1位のトロント・ラプターズ(21勝6敗)と、イースト3位のミルウォーキー・バックス(16勝8敗)が、ラプターズのホーム、スコシアバンク・アリーナで激突した。
前半はアウェーのバックスが51-49とし、ラプターズから2点をリードすると、第3クォーター序盤にヤニス・アデトクンボ、マルコム・ブログドン、エリック・ブレッドソーのショットでリードを奪っていく。
だがラプターズもカワイ・レナード、サージ・イバカ、パスカル・シアカムが加点していき、逆転に成功。するとバックスもブレッドソーやクリス・ミドルトンらの活躍で再び逆転に成功。79-74のバックス5点リードで最終クォーターへ。
第4クォーター序盤。バックスはトニー・スネルとスターリング・ブラウンの活躍で最大11点をリードする。対するラプターズはフレッド・バンブリートらを中心に追い上げていくも、アデトクンボやブルック・ロペスに得点を許し、なかなか点差を縮められず。
それでもラプターズは、同クォーター中盤からダニー・グリーンとイバカの連続3ポイント、レナードのジャンパーで食らい付き、接戦の展開へと持ち込む。
残り2分9秒。レナードの長距離砲が決まり、ラプターズが3点のリードを奪うも、バックスはクリス・ミドルトンのアシストでブログドンが残り1分7秒で同点に持ち込む3ポイント、さらには41.0秒に3点差へと広げる3ポイントをねじ込んでみせた。
ラプターズはバンブリートのレイアップで応戦したものの、残り12.6秒にアデトクンボがとどめとなるダンクをたたき込んだバックスが、最終スコア104-99で激戦を制し、今季17勝目を挙げた。
終盤に貴重な3ポイントを2本連続で成功させたブログドンは、試合後に『AP』へこう語っている。
「僕らは試合をとおしてハードにプレーした。攻防両面において、高いレベルでゲームプランを遂行したし、勝負どころでショットを決め切った。今夜は今季の僕らにとって、間違いなく最高のゲームだった」。
Malcolm Brogdon knocks down two triples to put the @Bucks ahead for good!
FINAL in Toronto:#FearTheDeer 104#WeTheNorth 99 pic.twitter.com/4RaXUSjdwm
— NBA (@NBA) December 10, 2018
バックスではアデトクンボが19得点19リバウンド6アシスト、ロペスが5本の3ポイント成功を含む19得点に2スティール、ブログドンが18得点、ミドルトンが10得点9リバウンド5アシスト、スネルが10得点をマーク。
アデトクンボは「僕らは互いを信じてボールを回し、すばらしい仕事ができた。マルコムは重要なショットを何本も決めてくれた」と勝利を喜んだ。
一方のラプターズでは、イバカがゲームハイとなる22得点に6リバウンド4アシスト2スティール2ブロック、レナードが20得点8リバウンド4アシスト2スティール2ブロック、バンブリートが5本の3ポイントを決めるなど19得点、シアカムが17得点7リバウンド3ブロックを残した。
「今夜はオープンになっているチームメートを見つけることができなかった」と振り返ったのはカイル・ラウリー。この日のラウリーはバックスのディフェンスに苦しめられ、7アシスト3ターンオーバーに終わっただけでなく、5本放った3ポイントもすべて空を切り、まさかの無得点。2013年3月18日(同17日)のマイアミ・ヒート戦以来という絶不調に終わっている。