2018.11.12

“テイクチャージ”について語るカイル・ラウリー「僕のとっておきのプレーなんだ」

13シーズン目の今季、ラウリーは平均11.0アシストでリーグトップを独走している[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

昨季開幕時からリーグベストの49回を記録するテイクチャージの達人

 11月11日(現地時間10日)終了時点で、トロント・ラプターズはリーグトップの12勝1敗と絶好調。現在6連勝中で、勝率5割以上のチーム相手にも6勝1敗と見事な戦績を収めている。

 チームトップのスコアラーは、平均24.4得点を記録するカワイ・レナードだが、第2の得点源として十二分に活躍を続けるカイル・ラウリーも見逃せない。

 今季のラウリーはここまで全13試合に出場し、平均33.5分17.2得点4.2リバウンド11.0アシスト1.5スティールをマーク。平均アシスト数はキャリアベストのペースで、目下リーグトップを独走中。フィールドゴール成功率49.7パーセントも自己最高で推移している。

 183センチ92キロと屈強な体格を誇るラウリーは、パワーガードとしても知られており、最も真価を発揮するのがテイクチャージ。『FiveThirtyEight』によると、昨季開幕から今季ここまでの時点で、ラウリーはリーグベストとなる49個ものテイクチャージを奪っているという。

 自身の武器について、ラウリーは同メディアへ「僕はショットをブロックすることができない。それに強烈なダンクでチームにエナジーを与えることもない。でも僕はゲームの重要な場面でテイクチャージを奪うことができる。チームメートたちは僕がレーンに飛び出し、テイクチャージを奪うから感謝してると思うよ。これが僕のとっておきのプレーなんだ」と語った。

ポイントガードとしては頑強な肉体を持ち、身体接触もいとわないのがラウリーの持ち味[写真]=Getty Images

 ラウリーのバックアップを務めるデロン・ライトは言う。

 「彼はいつだって適切なタイミングでテイクチャージを奪う感じなんだ。相手チームに流れが傾いている時にね。そこで彼のテイクチャージがコールされると、『ほかのチームは僕らを倒すことなんてできないぜ』と思うんだ」。

 チームメートたちからも勇敢な選手と評されるラウリー。テイクチャージの秘訣について聞かれると、こう切り返していた。

 「相手チームの選手へ当たりに行く覚悟を持たなきゃいけない。(背中を痛めたりするかもしれないという)結果を恐れてはいけないんだ。そして『僕は勝利するためにチームを手助けしたいんだ』と言ってのけるのさ」。

 今季のラプターズには、ラウリーだけでなく、レナードやダニー・グリーンサージ・イバカといったディフェンス巧者が何人もロースターに名を連ねている。

 だが試合終盤、リング下へドライブする際は特に、積極果敢にテイクチャージを奪いに来るラウリーに注意すべきだろう。

今後もラウリーがテイクチャージを奪うシーンを見ることができるはず[写真]=Getty Images

カイル・ラウリーの関連記事