トーマス、バートン、ハリスにマレーと野戦病院と化したナゲッツの救世主
12月11日(現地時間10日)、デンバー・ナゲッツはニック・ヤングと契約を結んだことを発表した。
The newest Nugget!#MileHighBasketball pic.twitter.com/vx42IQMuKB
— Denver Nuggets (@nuggets) December 10, 2018
ヤングは201センチ95キロのスイングマンで、昨季まで11年のNBAキャリアを誇るベテラン。昨季はゴールデンステイト・ウォリアーズで80試合(うち先発は8試合)に出場し、平均17.4分7.3得点1.6リバウンドをマーク。
自慢の3ポイントシュートは37.7パーセントの成功率を残し、1試合平均1.5本を沈めた。プレーオフロースター入りも果たし、自身初のチャンピオンリングを勝ち取っている。
10日(同9日)終了時点で、ナゲッツは17勝9敗でウエスタン・カンファレンス3位と好位置につけている。だがこのチームは主力にケガ人続出となっており、特にバックコートに不安を抱えていた。
開幕前の時点でアイザイア・トーマスは右臀部、開幕直後にはウィル・バートン(右臀部)、そして12月に入り、ギャリー・ハリスも右臀部を痛めてしまい、3~4週間の戦線離脱。さらにはディフェンスの要であるポール・ミルサップも右足のつま先負傷により、4~6週間の戦線離脱となっている。
チームトップの平均17.4得点を挙げているジャマール・マレーも、すねを痛めたまま11日(同10日)のメンフィス・グリズリーズ戦に出場。野戦病院となったナゲッツだが、この試合は大黒柱ニコラ・ヨキッチが27得点12リバウンド6アシスト、モンテ・モリスが20得点6リバウンド5アシスト、マレーも16得点5アシスト4スティール2ブロック、メイソン・プラムリーが12得点10リバウンド2ブロックと奮闘し、105-99で勝利。
ヤングに求められるのは、やはり得点力だろう。キャリア平均11.4得点を残しているベテランは、当たり出したら止まらない爆発力も兼ね備えている。
ナゲッツの次戦は15日(同14日)。この日からオクラホマシティ・サンダー、トロント・ラプターズ、ダラス・マーベリックス、ロサンゼルス・クリッパーズという勝率5割超えのチームとの連戦が続くため、効果的にショットを沈めてナゲッツの勝利に貢献したいところだ。