今季を含めて計23シーズンを指揮し、通算勝率では歴代6位の68.6%を記録中
12月12日(現地時間11日)に行われたフェニックス・サンズ戦。サンアントニオ・スパーズは111-86で快勝を収めて、今季成績を14勝14敗の勝率5割とした。
スパーズのグレッグ・ポポヴィッチHCは、この勝利で通算勝利数を1,211試合へと伸ばし、現在マイアミ・ヒートでバスケットボール運営部門代表を務めるパット・ライリーを抜いて歴代単独4位に浮上。
Congratulations to Gregg Popovich for passing Pat Riley for 4th place on the NBA's all-time coaching wins list! 👏#GoSpursGo pic.twitter.com/kB1R3OJPDW
— NBA TV (@NBATV) December 12, 2018
ライリーはロサンゼルス・レイカーズ、ニューヨーク・ニックス、ヒートで指揮を執り、レイカーズで4度、ヒートで1度のNBA制覇を果たし、HCとして計5つのチャンピオンリングを保持。通算戦績は1,210勝694敗(勝率63.6パーセント)を残していた。
ポポヴィッチHCは1996-97シーズン途中にスパーズの指揮官へ就任。今季を含めた23シーズンすべてでスパーズを指揮しており、通算1,211勝555敗、勝率68.6パーセントは歴代6位。なお、ポポヴィッチHCはこれまでスパーズが成し遂げてきた5度の優勝すべてで指揮官として貢献。ライリーと同様に5つのチャンピオンリングを手にしている。
ちなみに、プレーオフにおける通算勝利数では、シカゴ・ブルズとレイカーズで計11度の優勝を勝ち取ったフィル・ジャクソン(229勝)、ライリー(171勝)に次ぐ歴代3位の167勝を記録している。
現在、アメリカ代表のHCも兼任するポポヴィッチHCは、「FIBAワールドカップ2019」と「東京オリンピック2020」で指揮を執ることになっている。そのため、今季あるいは来季をもって、スパーズの指揮官を辞任するというウワサが根強い。
とはいえ、もし今季限りでポポヴィッチHCがスパーズの指揮官から身を引いたとしても、コーチとしてのバスケットボール殿堂入りは間違いないだろう。