2019.02.09
今季トロント・ラプターズのスコアリングリーダーとして平均24.4得点を記録するカワイ・レナード。ラプターズは11月25日(現地時間24日)終了時点で16勝4敗と、リーグトップを堅持している。
レナードは昨季までサンアントニオ・スパーズに所属し、一昨季まではエースとして活躍。2014年のファイナルMVPをはじめ、最優秀ディフェンシブプレーヤー賞には2度輝き、オールNBAチームやオールディフェンシブチーム、オールスターには複数回選出されるなど、見事な実績を残してきた。
今オフ、スパーズはレナードとベテランのダニー・グリーンをラプターズへトレード、さらにはトニー・パーカーがシャーロット・ホーネッツへと移籍し、マヌ・ジノビリは現役引退と、長年チームを支えてきた選手たちがこぞって退団。
デマー・デローザンやヤコブ・ポートル、マルコ・ベリネリらを新たに加えた今季のスパーズでは、パティ・ミルズとラマーカス・オルドリッジがリーダー役を務めている。
そんな中、地元メディア『The San Antonio Express-News』のスパーズ番記者、ジェフ・マクドナルド氏がグレッグ・ポポヴィッチHCへ、ジノビリやパーカー、レナードが長年勤めていたリーダーとしての役割を、今季はミルズが務めていることについて聞いたところ、ポポビッチはこう答えたという。
「カワイはすばらしい選手だったが、彼はリーダーではなかった。マヌとパティがリーダーを務めていたんだ。カワイという選手の才能を失ってしまったことは寂しいものの、(スパーズ在籍時は)リーダーシップを発揮することはなかった。昨季はマヌとパティがリーダー役であり、ラマーカスがリーダーとして成長してきたんだ」。
25日(同24日)終了時点で、スパーズはウエスタン・カンファレンス12位の9勝10敗と低迷している。それでも、今季のウエストは大混戦となっており、1位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(14勝7敗)とのゲーム差はわずか4.0ゲーム。1位のウォリアーズから14位のユタ・ジャズ(8勝11敗)まで14チームが5.0ゲーム差の中でひしめき合っている。
ウエスト12位とはいえ、スパーズがこの先、名将ポポヴィッチHCとリーダー役を務めるミルズとオルドリッジを中心に巻き返し、順位を上げていく可能性は十分あるのではないだろうか。
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