デューク大1年のウィリアムソンについて「一世代に1人のアスリートだ」とKDが絶賛

来年のNBAドラフトでトップ指名候補のザイオン・ウィリアムソン[写真]=Getty Images

頑強な肉体と爆発的な身体能力を兼備した来年のドラフトトップ指名候補

 来年のNBAドラフト上位指名候補には、ゴンザガ大3年の八村塁だけでなく、現在NCAAでプレーする1年生の名が数多く挙がっている。

 『NBA Draft.net』ではトップ5候補のうち、八村(4位予想)を除く4人が1年生。218センチのボル・ボル(オレゴン大/3位予想)とデューク大の“1年生トリオ”となっており、キャム・レディッシュが5位予想、RJ・バレットが2位予想で、全体1位予想がザイオン・ウィリアムソン

来年のドラフト2位予想のバレット(左)と1位予想のウィリアムソン(右)[写真]=Getty Images

 レディッシュはここまで平均14.5得点3.2リバウンド1.9アシスト2.1スティール、バレットはチームトップの平均24.2得点に7.2リバウンド4.2アシスト1.0スティールをマーク。そして1位指名予想のウィリアムソンは、平均20.4得点9.0リバウンド2.4アシスト2.1スティール2.0ブロックに加えてフィールドゴール成功率66.1パーセントという高成績を残している。

 ウィリアムソンは201センチ129キロという頑強な身体に爆発的な身体能力を兼備した男で、豪快なダンクやブロックで会場を沸かすスタープレーヤー。高校時代から注目を集めており、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と比較されることもあった。

 デューク大に入ってからも、ウィリアムソンは攻防両面で主軸として大活躍。11月12日(現地時間11日)のアーミー大戦ではフィールドゴール14投中11本成功を含む27得点に16リバウンド4アシスト6ブロックを挙げるなど、強烈なインパクトを残している。

 そのため、スカウトやファンだけでなく、NBA選手もウィリアムソンに注目している。先日はKDことケビン・デュラント(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が現地メディア『The Ringer』のビル・シモンズのポッドキャストに登場し、ウィリアムソンについてこう語っていた。

 「彼は一世代に1人のアスリートだ。俺はこれまで、彼のような選手は見たことがない。ザイオン・ウィリアムソンは左利きだが右手でも強烈なダンクをたたき込むことができる。それにとんでもないジャンプをするんだ。これまで高く跳び上がることができる選手を何人も見てきたけど、彼のような選手は見たことがないね」。

 NCAAでも一際目を引くウィリアムソンの身体能力をデュラントも絶賛。はたして、来年のドラフトでNBA入りすることがほぼ確実なウィリアムソンを指名するチームはどこになるのか。引き続き注目していきたいところだ。

ダイナミックなプレーで会場を沸かすウィリアムソンのプレーに今後も注目[写真]=Getty Images

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