今季ポール不在の試合でロケッツは5戦全敗、エースPG抜きで戦い抜けるか?
12月21日(現地時間20日)、ヒューストン・ロケッツはマイアミ・ヒートとの一戦に臨み、99-101で惜敗。連勝は5でストップした。
この試合、ジェームズ・ハーデンがゲームハイの35得点12アシストに6リバウンド2スティール、エリック・ゴードンが20得点、PJ・タッカーが14得点7リバウンドを挙げたものの、敗戦以上にショッキングなことがロケッツに襲い掛かった。
第2クォーター途中、先発ポイントガード(PG)のクリス・ポールが左ハムストリングの張りによって途中退場。ポールは22日(同21日)にMRI検査を受ける予定だという。
今季のポールは、この試合までで平均34.0分16.0得点4.2リバウンド8.2アシスト2.2スティールを記録していた。ポールの存在はロケッツにとって非常に大きく、今季ポール欠場の試合で5戦全敗、ポール不在の時間帯で平均9.4得点も相手チームよりも下回っていた。
『ESPN Stats & Info』によると、キャリアの中でポールがハムストリングの負傷によって欠場した19試合(プレーオフ含む)において、ポールの所属チームは9勝10敗と負け越しているという。
ロケッツのマイク・ダントーニHCは試合後、「我々はクリスという大きな存在を失うことになってしまった。再び、我々はクリス抜きという困難を乗り越えていかなければならない」と『AP』へコメント。
ポール不在時に先発出場していることが多いゴードンは、『ESPN』へこう語っている。
「本当にタフなこと。彼は僕らにとって勝負どころにおけるプレーメーカーであり、ボールハンドラーなんだ。クラッチタイムでは、普段このチームでは僕やクリス、ジェームズ(・ハーデン)がボールを持っている。そこからほかの選手たちへプレーメイクし、効率よく得点するようにしているから」。
ポールの欠場期間はMRI検査の結果しだいではあるものの、16勝15敗でウエスタン・カンファレンス8位まで順位を上げたロケッツにとって、厳しい戦いをしいられることになる可能性が高い。ゴードンはこう続ける。
「きっとタフな戦いになるだろうね。でも僕らはアジャストしていかなきゃならないし、もっと良いプレーをしていかなきゃいけない」。
ポール欠場期間は、ハーデンとゴードンを中心に、ブランドン・ナイトやマイケル・カーター・ウィリアムズでカバーしていくことになりそうだ。