超強力1年生トリオと共にプレーするトレイがテキサス工科大戦で貴重な活躍
12月22日(現地時間21日)、ミネソタ・ティンバーウルブズでバックアップポイントガードを務めるタイアス・ジョーンズが、現地メディア『Stadium』へ、デューク大でプレーする弟トレイ・ジョーンズ(1年)について語った。
「彼は今、カレッジレベルではあるけど、僕が見てきた中でも特にディフェンダーとして良いプレーをしているね」
22日(同21日)のサンアントニオ・スパーズ戦を前に、タイアスはサンアントニオのホテルで21日(同20日)に行われたデューク大対テキサス工科大の試合を見ていたという。
この試合、デューク大は前半を終えて28-29と1点リードを許していたものの、後半に41-29と形勢逆転。最終スコア69-58でテキサス工科大に勝利し、今季成績を11勝1敗とした。
デューク大は来年のNBAドラフトトップ5指名予想に名を連ねるRJ・バレット、ザイオン・ウィリアムソン、キャム・レディッシュという超強力トリオがいるものの、トレイもドラフト1巡目指名候補に入る有望株のポイントガード。
テキサス工科大戦ではウィリアムソンが17得点13リバウンド、バレットが16得点2スティール、レディッシュが8得点3スティールを記録する中、トレイは13得点5リバウンド5アシスト6スティールと躍動し、勝利に大きく貢献した。
名将コーチKも絶賛する堅実な司令塔トレイ・ジョーンズ
デューク大の指揮官を務める“コーチK”ことマイク・シャシェフスキーHCは試合後、トレイの働きを称賛。「トレイはこのゲームにおけるカギだった。彼はこのチームに6本ものスティールをもたらしてくれた。非常に大きなものだったよ。彼は本当にすばらしい仕事をしてくれた。オンボール(ディフェンダー)として良い選手だ」と『ESPN』へ語っている。
また、“コーチK”はトレイをこのように評していた。
「彼にはゲームが進んでいくにあたって、リアルタイムでリーダーシップを発揮する能力がある。それに即座に対応し、リードを広げる能力があると思う。私からすれば、彼はまさに天のたまものさ」。
トレイは今季、ここまで12試合すべてに先発出場して平均29.5分8.7得点3.3リバウンド5.6アシスト2.0スティール。平均得点はチーム4位ではあるものの、フィールドゴール成功率は45.7パーセントと及第点を与えられる数字を残している。さらに、ターンオーバーも平均1.1本と優秀で、堅実な働きを見せていると言っていいだろう。
ちなみに、兄タイアスは今季でキャリア4シーズン目。12月21日(同20日)終了時点で平均17.8分4.0得点1.6リバウンド3.1アシスト1.1スティール。今季はショット全般に安定感がないものの、こちらも平均ターンオーバーが0.5本と堅実さが光る。
来季、兄弟そろってNBAのコートに立ってプレーしている可能性は十分ありそうだ。