キャリア18年目をプレーする大ベテランのガソルは技巧派ビッグマン
12月6日(現地時間5日)終了時点で11勝14敗と負け越していたサンアントニオ・スパーズは、8日(同7日)のロサンゼルス・レイカーズ戦の勝利を皮切りに、ここ10試合で8勝と復調。
28日(同27日)終了時点で19勝16敗と、ウエスタン・カンファレンス8位まで順位を上げてきたスパーズに、頼もしい選手が戻ってきた。
11月5日(同4日)に行われたオーランド・マジック戦を最後に、左足の疲労骨折のため戦線離脱していたパウ・ガソルが、29日(同28日)のデンバー・ナゲッツ戦からアクティブリストに登録。これにより、スパーズはフロントラインの選手層が厚くなった。
キャリア18シーズン目のガソルは38歳の大ベテラン。今季は9試合すべてにベンチスタートとして出場し、平均17.4分6.8得点6.1リバウンド3.3アシスト1.0ブロックを記録。スパーズへ加入した一昨季からは3ポイントも積極的に放つようになっており、プレーのレパートリーも増加。213センチ113キロの技巧派ビッグマンの存在は、スパーズにとって心強いはず。
ナゲッツ戦を前に、「良い状態に治すことができたし、十分に回復できてうれしいよ」と記者たちへ語ったガソル。99-102で惜敗したナゲッツ戦には出場しなかったものの、今年4月下旬に「引退については何も考えていない。あと3、4年はプレーするつもり」と『TrendBasketEN』へ話していたことから、ガソルは今後もプレータイムをセーブしつつ、要所で献身的なプレーを見せてくれることだろう。