日本時間19日、あるいは22日の復帰を現地メディアの記者が報じる
昨年1月27日(現地時間26日)、当時ニューオーリンズ・ペリカンズに所属していたデマーカス・カズンズは、ヒューストン・ロケッツ戦で左アキレス腱を断裂してしまい、シーズン絶望となった。
すると昨年7月、制限なしフリーエージェント(FA)となったカズンズが、2連覇中の王者ゴールデンステイト・ウォリアーズと破格の契約を締結して世界中に衝撃を与えたことは記憶に新しい。
ウォリアーズは言わずと知れたスター軍団で、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ケビン・デュラント、ドレイモンド・グリーンという4人のオールスターが在籍している。そこに4年連続でオールスターに選出中のビッグマン、カズンズが加わるのだから恐ろしい限り。
211センチ122キロという屈強な肉体を誇るカズンズは、昨季48試合に出場して平均25.2得点12.9リバウンド5.4アシスト1.6スティール1.6ブロックをマークした実力者。リーグ屈指の重量級ビッグマンであり、ポストプレーから3ポイントまでこなせる器用さを併せ持つ。
昨年1月に負ったアキレス腱のリハビリを続けてきたカズンズは、昨年12月中旬からサンタ・クルーズ・ウォリアーズ(Gリーグ)で練習するなど調整を重ねてきた。昨年末にはボブ・マイヤーズGMが『ESPN』へ「カズンズの復帰までのプロセスは、最終段階まで近づいている」と明かしていた。
そんな中、現地メディア『the New York Times』のマーク・スタイン記者が、カズンズのウォリアーズデビューについて言及。同記者によると、カズンズは1月19日(同18日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦、あるいは22日(同21日)のロサンゼルス・レイカーズ戦を復帰のターゲットに絞っているという。
ウォリアーズから公式のリリースは届いていないものの、カズンズは昨年末からチーム練習にも参加しており、スティーブ・カーHCはカズンズのコンディションについて「とんでもない回復を見せている」と地元メディアへ話していた。
8日(同7日)終了時点で、ウォリアーズはウエスタン・カンファレンス2位の26勝14敗。今季のウエストは昨季以上の激戦となっており、1位のデンバー・ナゲッツから6位タイのサンアントニオ・スパーズとポートランド・トレイルブレイザーズまで、わずか3.5ゲーム差でひしめき合っている。
カズンズがゲーム感を取り戻すまでに時間はかかるだろうが、重量級ビッグマンの復帰はウォリアーズにとって大きな意味を持つに違いない。昨夏リーグを震撼させた“オールスター5人衆”によるスターターが、近日お披露目されることになりそうだ。