自己最高のシーズンを送っていたカペラが離脱、ロケッツはどう乗り切るのか?
歴史的なパフォーマンスでリーグを席巻しているジェームズ・ハーデンを中心に、ヒューストン・ロケッツは1月14日(現地時間13日)終了時点でウエスタン・カンファレンス5位の24勝18敗へと順位を上げてきた。
しかし、先発ポイントガードのクリス・ポール(左ハムストリング負傷)、シックスマンのエリック・ゴードン(右膝の打撲)に続き、新たに主力選手をケガで失うことになるだろうと『ESPN』が報じている。
同メディアによると、ロケッツ不動の先発センター、クリント・カペラが右手親指のじん帯損傷のため、4週間から6週間の戦線離脱になるという。
リーグの情報筋がティム・マクマホン記者へ伝えたところによると、ロケッツ側はカペラがオールスターブレイクまで欠場し、2月22日(同21日)のロサンゼルス・レイカーズ戦で復帰することを予想しているようだ。
キャリア5シーズン目をプレーするカペラは、ここまで42試合すべてに先発出場し、平均34.2分17.6得点12.6リバウンド1.5アシスト1.8ブロックをマーク。ブロック以外の項目ではキャリアハイの数字を残していた。
先週末、マイク・ダントーニHCはゴードンが今週、ポールは来週には復帰するだろうと予想していたやさきに、ビッグマンを失うこととなった。指揮官は「クリントの代わりはいないだろう。彼はここ数試合、オールスターレベルのプレーを見せていた。我々は彼が不在でも、できる限りのプレーをしていかなければならない」とコメントしている。
カペラ不在の期間、ロケッツはベテランのネネを先発に起用する可能性が高い。だが、キャリア17シーズン目の36歳に過度なプレータイムを与えることはないだろう。そのため、センターのポジションに大きな穴が空くことが予想される。
おそらく、ロケッツはネネを先発で起用しつつ、3年目のマーキーズ・クリス、ルーキーのアイザイア・ハーテンスタインにプレータイムを与えてしのいでいくだろう。また、スモールラインナップではPJ・タッカーがセンターとしてプレーする時間帯があるため、タッカーのプレータイムを増やしていく可能性もありそうだ。