今季リーグトップの3P成功率を記録するセス・カリーがコンテスト出場に前向き

故郷シャーロットで行われる3ポイントコンテストで、兄ステフ(左)と共に出場したい旨を明かしたセス(右)[写真]=Getty Images

故郷シャーロットで“カリー兄弟競演”のコンテスト実現なるか?

 ゴールデンステイト・ウォリアーズのスーパースター、ステフィン・カリーの弟セスは、左足のけい骨負傷により昨季を全休。昨夏にダラス・マーベリックスからポートランド・トレイルブレイザーズへと所属先を変えた。

 健康を取り戻したセスは今季、デイミアン・リラードCJ・マッカラムのバックアップとして39試合(うち先発は1試合)に出場。平均17.4分5.9得点1.3リバウンドを挙げており、3ポイント成功率ではリーグトップの48.6パーセントと好調を維持している。

 兄ステフほどのパフォーマンスではないにせよ、5割に迫る3ポイント成功率は驚異となっており、ここまでセスが3本以上の3ポイントを決めた試合でブレイザーズは8戦無敗。この男の活躍は勝利に直結していると言っていいだろう。

セスは今季、自己ベストの3ポイント成功率を記録中。成功数も平均1.4本と及第点を与えられる数字だ[写真]=Getty Images

 1月17日(現地時間16日)。チームのウェブサイトへ掲載された記事の中で、セスは今年のオールスターウイークエンドで行われる3ポイントコンテストに出場したい旨を口にしていたので紹介したい。

 「父さん(デル・カリー/元シャーロット・ホーネッツほか)が出場してからというもの、僕はずっと出たいと思ってたんだ。今年は故郷のシャーロットで行われるから、ぜひとも参加したいね」。

 ステフとセスにとって、今年のオールスター開催地であるノースカロライナ州シャーロットは故郷となる。特にセスにとって、シャーロットは自身が生まれた土地なだけに、よりいっそうコンテストへ出場したいはず。

 過去2年連続でステフはこのコンテストに欠場しているものの、今年は故郷シャーロットということもあり、出場する可能性が高いと言っていいだろう。セスはこう続ける。

 「何年か前に(実際は昨年)、ステフはシャーロットで開催されるオールスターでは3ポイントコンテストに復帰すると言ってたよね。だから今年のコンテストで僕とステフが一緒に出場したら、きっと面白くなるんじゃないかな」。

 セスはステフと同じくシャーロット・クリスチャン高に通ってバスケットボールをプレーしていた。そのため、もしカリー兄弟のコンテスト出場が実現すれば、シャーロットのバスケットボールファンはリーグ屈指の3ポイントシューターによる競演を大歓迎するに違いない。

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