2019.01.17
1月12日(現地時間11日)に行われたシカゴ・ブルズ戦。3連覇を狙う王者ゴールデンステイト・ウォリアーズは7本の3ポイントを沈めたクレイ・トンプソンが30得点、5本の長距離砲を放り込んだステフィン・カリーが28得点を挙げる活躍で146-109と圧勝。
これにより、カリーの通算3ポイント成功数は2,285本となり、ジェイソン・テリー(現未所属/2,282本)を抜いて歴代3位へと浮上。カリーの上にいるのはレイ・アレン(元ボストン・セルティックスほか/2,973本)とレジー・ミラー(元インディアナ・ペイサーズ/2,560本)のみとなった。
試合後、「ただただ特別な業績だね」と開口一番に『ESPN』へコメントしたカリー。「あの2人はゲームの中で、3ポイントが持つ可能性を広げてトレンドを作り出してくれた。年月を重ねてね。多くの人たちがそうだったように、僕も小さい頃にプレーしていた時に彼らを尊敬していた。もちろん、父さん(デル・カリー/元シャーロット・ホーネッツほか)のシューティングへの愛情にも影響を受けたけどね。だからこそ僕は、彼らが残してきた記録に追いつきたい。今後もこのペースで何年も(3ポイントを)決めていきたいと思ってるよ。今、僕の先にあの2人がいることは、間違いなくスペシャルな瞬間さ」と語っていた。
カリーはキャリア平均3.5本、今季に至っては平均5.0本も決めており、成功率も40パーセントを優に超えている。しかし、今季残り40試合すべてに出場し、平均5.0本決めたとしても、2,485本のためミラーに追いつくことはできない。
それでも、今年3月に31歳を迎えるカリーは、今後数年もトップレベルのパフォーマンスを維持できることだろう。「キャリアを終えた時、ステフは間違いなく(3ポイント成功数で)トップに立っているだろうね」とトンプソンが語ったように、来季以降でミラーとアレンを追い抜き、NBA史上最多成功数を記録するに違いない。
なお、カリーとチームメートになって8シーズン目のトンプソンは、ブルズ戦を終えて歴代21位(1,673本)の3ポイントを決めている。カリーほどではないにせよ、トンプソンが記録しているキャリア平均2.9本という成功数も称賛すべき数字。トンプソンは自身が現役引退時、カリーに続く歴代2位に入っていたいことを明かした。
すると「僕はそうなったとしても驚かないだろうな」とカリーが返答。「僕らは一緒に(3ポイントの)トレンドを作ってきたと思ってる。互いに効率良く決めることができるようにワークアウトを続けて、ハイレベルなシュートを決めているからね」とバックコートの相棒を絶賛。
これから先、カリーがどこまで記録を伸ばしていくのか。3ポイントをアートへと変えたスーパースターに今後も注目していきたい。
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