2018.07.03

MVPプレーヤーのステフを兄に持つセス・カリーが2年契約でブレイザーズへ

今季全休したセスは、ブレイザーズで完全復活を目指す[写真]=Getty Images
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昨季自己最高の成績を残した抜群のシュート力を誇る27歳

 7月3日(現地時間2日)、『The Oregonian』をはじめとする複数の現地メディアは、セス・カリーがポートランド・トレイルブレイザーズとの2年契約に合意したと報じた。

 『ESPN』によると、今夏制限なしフリーエージェント(FA)となっていたセスの契約は、来季の年俸が275万ドル、2年目は金額が不明ながら、プレーヤーオプションが付くことになるという。

 ゴールデンステート・ウォリアーズで2度のシーズンMVPに輝いたステフィンを兄に持つセスは、ダラス・マーベリックスに所属した今季を左足負傷により全休している。それでも、昨季はマブスの一員として70試合(うち先発は42試合)に出場し、平均29.0分12.8得点2.6リバウンド2.7アシスト1.1スティールと自己最高の成績を残した。

 ショットの正確性にも定評があり、昨季はフィールドゴール成功率48.1パーセント、3ポイントシュート成功率42.5パーセント、フリースロー成功率85.0パーセントを挙げており、平均2.0本の3ポイントシュートを決めてみせた。

 188センチ83キロのセスはキャリア4年目を終えた27歳。新天地のブレイザーズは、今季オールNBAファーストチームに選出されたデイミアン・リラード、直近3シーズン連続で平均20得点以上を挙げているCJ・マッカラムがバックコートに君臨していることから、セスはベンチスタートが濃厚だが、控えの得点源としては申し分ないシュート力を持っている。

 身体能力に頼るのではなく、持ち前のシュート力と独特の間を駆使して得点を挙げていくセスならば、ブレイザーズでも存在感を示すことができるに違いない。

キャリア平均43.2パーセントを誇るセスの3ポイントは、ブレイザーズの得点力向上に一役買うに違いない[写真]=Getty Images

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