2019.08.31

セス・カリーとのプレーに大きな期待を寄せるルカ・ドンチッチ「待ちきれないよ」

昨季の新人王ドンチッチがセス・カリーについて語った[写真]=Getty Images
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「彼はすごく過小評価されている。対戦するのが大変だったんだ」とドンチッチ

 ウェスタン・カンファレンス14位(33勝49敗)に終わった昨季のダラス・マーベリックスにとって、ルカ・ドンチッチはフランチャイズの未来をきわめて明るくする存在だった。

 19歳でNBAデビューしたスロベニア出身のドンチッチは、早速チームのスコアリングリーダーとなっただけでなく、プレーメイクやクラッチシューターとしても台頭。終わってみれば平均32.2分のプレータイムで21.2得点7.8リバウンド6.0アシスト1.1スティールという申し分ない成績で新人王を獲得。

 キャリア2シーズン目となる今季、マブスは昨季途中にトレードで獲得したクリスタプス・ポルジンギスが開幕から出場できる見込みのため、ドンチッチとの“インターナショナルデュオ”がお披露目となる。

 また、マブスは今夏のドラフトやトレード、フリーエージェント戦線で複数の選手を獲得。中でもドンチッチは、セス・カリーと一緒にプレーすることを楽しみにしているという。

 8月31日(現地時間30日)に『Mavs.com』へ掲載された記事の中で、ドンチッチは「彼と一緒にプレーするのが待ちきれないよ」と語っている。

 ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)を兄にもつセスは、昨季ポートランド・トレイルブレイザーズでプレーし、平均18.9分7.9得点1.6リバウンドに3ポイント成功率45.0パーセントという高確率を残した。

 自身初出場となったプレーオフでも、16試合で平均20.4分5.6得点1.6リバウンドに3ポイント成功率40.4パーセントと、ショットの精度の高さは折り紙付き。

3ポイントの正確さは兄ステフ(左)にも劣らないセス(右)[写真]=Getty Images

 一昨季までの2シーズン、セスはマブスに所属しており、2016-17シーズンには70試合のうち42試合で先発ポイントガードを務めていた。そのシーズンは平均29.0分12.8得点2.6リバウンド2.7アシスト1.1スティールと、軒並みキャリアハイの成績を残していた。

 古巣復帰となったセスについて、ドンチッチは「彼がワークアウトしているハイライトをいくつか見たんだ。彼はすごく過小評価されていると思う。彼と対戦するのは大変だったけど、今は彼と共にプレーできることになった。もう本当にワクワクしているよ」と興奮を隠せない。

 今季はドンチッチの華やかなアシストを受け取り、セスがアウトサイドから正確にリングを射抜くシーンをたくさん見ることができそうだ。

今季はトランジションやハーフコートで、ドンチッチ(写真)のパスからセスのショットが数多く決まるだろう[写真]=Getty Images

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