1月22日(現地時間21日)をもって、「NBAオールスターゲーム2019」のファン投票が終了。今後のスケジュールとしては、25日(同24日)にスターター枠ならびにキャプテン(ファン投票でトップになった選手)が発表され、2月1日(同1月31日)にヘッドコーチ投票によるリザーブ選手が各カンファレンスから7名ずつ明かされることとなる。
なお、チーム構成は今年も各カンファレンスでキャプテンになった選手がオールスターメンバーを交互に指名するドラフト制となる。この模様は2月8日(同7日)にTNTでテレビ中継される予定だ。
今回はファン投票とは関係なく、23日(同22日)に現地メディア『ESPN』へ掲載されていたザック・ロウ記者による今年のオールスターメンバーを紹介したい。まずはイースタン・カンファレンス編をお届けしていこう。
※チーム名は略称、所属は日本時間1月22日終了時点、G=ガード、FC=フロントコート
■オールスターゲーム2019予想メンバー(イースト編)
<スターター>
G:カイリー・アービング(セルティックス)
G:ブラッドリー・ビール(ウィザーズ)
FC:ヤニス・アデトクンボ(バックス)
FC:カワイ・レナード(ラプターズ)
FC:ジョエル・エンビード(シクサーズ)
<リザーブ>
ブレイク・グリフィン(ピストンズ/FC)
ニコラ・ブーチェビッチ(マジック/FC)
ベン・シモンズ(シクサーズ/G)
ケンバ・ウォーカー(ホーネッツ/G)
ビクター・オラディポ(ペイサーズ/G)
エリック・ブレッドソー(バックス/G)
カイル・ラウリー(ラプターズ/G)
先発陣の一角に今季キャリアベストの成績を記録するビールが選出
フロントコートのアデトクンボ、レナード、エンビードはファン投票でも4位以下を大きく突き放していたように、人気と実力を兼備したオールスターであり、今季のイーストを代表する選手たちと言っていい。バックコートでトップを走るカイリーも順当と言っていいだろう。
ファン投票で2位になったのはドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート)だが、ロウ記者が選出したのはビール。司令塔ジョン・ウォール離脱後、ウィザーズはビールを中心にここまで7勝4敗と健闘。今季のビールは平均37.1分24.7得点5.0リバウンド5.0アシスト1.3スティール0.9ブロックと、主要6部門でキャリアハイという申し分ない成績を残している。
ミドルトンとブレッドソーは共にリザーブ選出される可能性もあり?
一方のリザーブ枠では、ピストンズをけん引するグリフィン、マジックで自己ベストのパフォーマンスを発揮しているブーチェビッチ、昨季の新人王シモンズ、開催地シャーロットに本拠地を置くホーネッツのフランチャイズプレーヤー、ケンバらが選出。昨季のMIP(最優秀躍進選手賞)、オラディポは膝の負傷でここまで11試合を欠場。平均得点やスティールなどはダウンしているものの、イースト3位の31勝15敗を記録するチームにおいて、リバウンド(平均5.7本)やアシスト(平均5.3本)でキャリアハイの成績を残すなど、エースとして活躍。
残りの2枠については、ゲーム差なしでイーストトップに君臨するバックスとラプターズから各1名が入った。前者ではチーム2位の平均17.3得点を挙げるクリス・ミドルトンではなく、キャリアベストのフィールドゴール成功率49.6パーセントを記録するブレッドソー。後者ではサージ・イバカやパスカル・シアカムを自在に操り、リーグ2位の平均9.4アシストをマークするラウリー。今季の平均13.9得点はここ6シーズンで最も低いものの、レナードがベンチに下がっている時間帯ではアグレッシブなスコアラーとなってラプターズをけん引している。
最後に、その他の候補選手は以下のとおり。今回紹介したロースターはあくまで予想のため、この中の選手がオールスターゲームのリザーブ枠として選出される可能性も十分あるだろう。
クリス・ミドルトン(バックス/FC)
パスカル・シアカム(ラプターズ/FC)
ジミー・バトラー(シクサーズ/FC)
マイルズ・ターナー(ペイサーズ/FC)
ジョン・コリンズ(ホークス/FC)
ボーヤン・ボグダノビッチ(ペイサーズ/FC)
ドマンタス・サボニス(ペイサーズ/FC)
JJ・レディック(シクサーズ/G)
ディアンジェロ・ラッセル(ネッツ/G)
スペンサー・ディンウィディー(ネッツ/G)
ジョシュ・リチャードソン(ヒート/G)
アル・ホーフォード(セルティックス/FC)
マーカス・モリス(セルティックス/FC)
アンドレ・ドラモンド(ピストンズ/FC)