伝説の巨人チェンバレンを除くと歴代1位の月間平均得点をたたき出したMVP男
1月30日(現地時間29日)に行われたニューオーリンズ・ペリカンズ戦。ヒューストン・ロケッツはジェームズ・ハーデンやケネス・ファリード、エリック・ゴードンらを中心に戦ったものの、最終スコア116-121でペリカンズに敗れた。
ペリカンズは大黒柱アンソニー・デイビス、ジュリアス・ランドル、ニコラ・ミロティッチらを欠いた布陣だったものの、ジャリル・オカフォー(27得点12リバウンド2ブロック)とドリュー・ホリデー(19得点6リバウンド8アシスト6ブロック)らがけん引し、ロケッツに勝利。
ロケッツの連勝は3でストップしてしまったものの、ハーデンは驚異的なスコアリングショーを続けたまま1月を終えた。この試合、ハーデンはフィールドゴール32投中11本(うち3ポイントは18投中6本)、フリースロー10投中9本を決めて37得点。さらに11リバウンド6アシスト4スティールをマーク。
「ジュルー・ホリデーはリーグでベストなディフェンダーの1人。確かに、彼はジェームズへすばらしい仕事をしていた」とロケッツのマイク・ダントーニHCが『ESPN』へ振り返ったように、ハーデンはホリデーを中心とするペリカンズのディフェンスに苦しめられた。
それでも、終わってみれば昨季のMVPハーデンは24試合連続の30得点以上を奪取。ここ11試合は連続して35得点以上を記録している。そして1月に行われた14試合で、ハーデンは平均43.6得点8.7リバウンド7.6アシストという超人的な成績を残してみせた。
『Elias Sports』によると、平均43.6得点は月間平均でNBA史上7番目のハイスコアであり、ハーデンの記録を上回る月間成績(10試合以上)を残したのは伝説の巨人ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)のみ。
つまり、1月にハーデンが残した平均得点は、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)やコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)でさえ、成し遂げたことのない領域だったということ。
ペリカンズとの試合に競り負けてしまったことで、悔しさをあらわにしていたハーデン。この試合では黒星を喫してしまったとはいえ、今月は特にリーグ全体へ強烈なインパクトを残したことは間違いない。
With 37 PTS tonight, @JHarden13 (11r/6a) has recorded 30+ PTS in 24 straight games. #Rockets pic.twitter.com/jCzQlgsI18
— NBA (@NBA) January 30, 2019