2月8日(現地時間7日)、トレードデッドラインを前に、ミルウォーキー・バックスとニューオーリンズ・ペリカンズの2チーム間でトレードが成立した。
それぞれのチームが獲得したのは以下のとおり。
※順位、成績は日本時間2月7日終了時点、G=ガード、F=フォワード、C=センター
■バックス獲得
ニコラ・ミロティッチ(F)
■ペリカンズ獲得
ジェイソン・スミス(C)
スタンリー・ジョンソン(F)
2019年ドラフト2巡目指名権(もともとはデンバー・ナゲッツ)
2020年ドラフト2巡目指名権(バックス)
2020年ドラフト2巡目指名権(もともとはワシントン・ウィザーズ)
2021年ドラフト2巡目指名権(もともとはワシントン・ウィザーズ)
ほぼ無償で新たな武器を手に入れたバックスがさらなる戦力増強に成功
キャリア5年目のミロティッチは、平均16.7得点8.3リバウンド1.1アシストを記録する208センチ113キロのシューター型ビッグマン。今季は3ポイントを平均2.7本(成功率36.8パーセント)決めており、リーグ9位タイという好成績。
リーグベストの戦績(40勝13敗)を記録するバックスにとって、先日ソン・メイカーとのトレードで獲得したジョンソンと、ローテーションから外れていたスミス、そして将来のドラフト2巡目指名権とのトレードで有能なシューターを獲得できたことは見事なハンドリングだったと言っていいだろう。
爆発力を備えたミロティッチのシュート力は、ヤニス・アデトクンボ、エリック・ブレッドソーのアグレッシブなドライブを最大限に活かすことができるはずだ。また、ミロティッチは今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)となるため、もしチームにフィットしなければ今夏手放せばいいだけに、ローリスク・ハイリターンが期待できる動きだった。
一方のペリカンズが獲得したスミスは今季終了後に制限なしFA、ジョンソンも制限付きFAとなる。よって、今後の活躍しだいで来季もチームに残すかを判断すればいいため、来季以降に響くものではなさそう。今後は4つのドラフト2巡目指名権を有効に活用したいところだ。