久々の大舞台を迎えるチームにはホームの大歓声が大きなエナジーになると言及
2013年を最後にプレーオフから遠ざかっているデンバー・ナゲッツにとって、今季は久々にプレーオフという大舞台に返り咲くチャンスを手にしている。
2月27日(現地時間26日)にホームのペプシ・センターで行われたオクラホマシティ・サンダーとの試合にも121-112で勝利したことで、ホーム戦績ではリーグベストの27勝4敗と絶好調。
ウエスタン・カンファレンス2位のナゲッツ(42勝18敗)は、3位のサンダー(38勝22敗)とのゲーム差を4.0へと広げ、ノースウエスト・ディビジョン首位の座も堅持。過去2年連続でプレーオフ出場を1勝差で逃してきたナゲッツは、開幕から白星先行で勝ち進んできた。
今季のロースターの中で、トップクラスのプレーオフ出場経験を持つアイザイア・トーマスは、27日(同26日)に地元メディア『The Denver Post』へ掲載された記事の中で、ホームコートで戦うことができることについてこう語っている。
「(ホームコートは)プレーオフにしばらく出場できていなかった僕らのようなチームにとって、すごく重要なことだと僕は思う。ホームに集まった大勢のファンが、僕らにエナジーを与えてくれるからね。それが僕らにとって重要なんだ」。
ウエスト1位で2連覇中のゴールデンステイト・ウォリアーズとはわずか1.0ゲーム差ということもあり、「どうして第1シードを奪いにいかないんだい?」とトーマスは言う。
プレーオフを逃し続けてきたチームだけに、ウエスト上位のライバルチームから「調子に乗るなよ」といった声が聞こえてきそうだが、トーマスはこのまま突き進むべきだと捉えているようだ。
「皆が知ってるんだ。別に僕らは誰かにメッセージを送る必要があると言っているわけじゃない。なんと言っても、僕らはウエストで2番目のベストチームなんだから」。
もし仮にこの順位を死守してプレーオフが始まるとしても、ナゲッツはウォリアーズと対戦するまで、つまりカンファレンス・ファイナルまでは絶対の自信を持つホームで相手チームより1試合多く戦うことができる。
そこまで勝ち上がることができればの話ではあるものの、若手中心に勢いがあるナゲッツは、レギュラーシーズン終盤とプレーオフにおいて、ウエスト最大級のダークホースとなりそうだ。