3シーズン在籍して歴代トップの3ポイント成功率を残したアレン
3月4日(現地時間3日)、コネチカット大学はサウスフロリダ大学戦のハーフタイムに、レイ・アレン(元ボストン・セルティックスほか)の永久欠番セレモニーを行った。
NBAキャリア18シーズンをプレーしたアレンは2度の優勝に10度のオールスター選出を誇り、レギュラーシーズン(2,973本)とプレーオフ(385本)において、いずれも歴代1位の3ポイントを成功。昨年9月にはバスケットボール殿堂入りを果たしたレジェンドである。
1993-94から95-96までの3シーズン、アレンはコネチカット大学で34番を着用してプレー。3シーズン通算で平均19.0得点6.0リバウンド2.4アシスト1.6スティールをマーク。
フィールドゴール成功率48.7パーセント、3ポイント成功率44.8パーセント、フリースロー成功率77.9パーセントという高確率を記録したアレンは、3ポイントを233本(平均2.3本)も沈めてきた。
コネチカット大学出身選手として、アレンは通算1,922得点で歴代5位、平均得点で歴代4位、3ポイント成功率でトップに君臨。95-96シーズンに残した818得点は歴代3番目の高得点となっている。
The prototype of UConn Basketball, Ray Allen is our first ever Husky to have his number retired.
Thank you, Ray!#ThisIsUConn | #HuskiesForever pic.twitter.com/IwPfnywAS4
— UConn Men's Basketball (@UConnMBB) March 3, 2019
アレン、レベッカがコネチカット大学史上初の永久欠番に
セレモニーの中で、アレンは「すばらしいファンがいて、バスケットボールがとても盛んだということは知っていましたが、それ以外は何も分からず、1993年にコネチカット大学へやってきた私にとって、(永久欠番は)本当に光栄なことです。あれから約30年(実際は約26年)が経過して、今皆さんの前に立つことができ、懐かしの面々や多くの新顔を見ることができています。コーチ・カルフーン(ジム・カルフーン元HC/現セントジョセフ大学HC)をはじめ、コーチングスタッフが僕のことを信じてくれたことに御礼を申し上げたいです。18歳の頃の自分は、自分がどんな選手なのかも分かっていませんでした。彼らは私の中に何かを見出してくれたんです」とファンの前で語った。
アレンが在籍した3シーズン、コネチカット大学は89勝13敗(勝率87.3パーセント)を記録し、ビッグイースト・カンファレンスにおける戦績では49勝5敗(勝率90.7パーセント)と申し分ない成績を残した。NCAAトーナメントには3度出場し、2度のスウィート16(ベスト16)、そのうち1度はエリート8(ベスト8)に進出した。
コネチカット大学はアレンと共に、91-92シーズンから4シーズン在籍したレベッカ・ロボ(元WNBAニューヨーク・リバティーほか)が着用した50番を永久欠番とした。同大学出身選手で永久欠番になるのはアレンとレベッカのみ。両者は同大学史上初の栄誉を手にしたこととなる。アレンは同大学のウェブサイトへこう語っている。
「本当に、すばらしい栄誉だね。これまで誰も永久欠番になっていなかったんだ。そして僕が最初にその栄誉を授かることになったんだから、本当に計りしれないことさ。コネチカット大学に関わってきたすべての人たちやこの大学を強烈にサポートしれくれたファンに感謝したい」。
アレンは今年のオールスター期間中に行われたセレブリティーゲームで、2014年以来初のコートに立ったものの、現役時代と変わらず美しいフォームから鮮やかにショットを決め続けたことも記憶に新しい。
歴代最高の3ポイントシューターとして、アレンは申し分ないプロバスケットボールキャリアを送ったと言えるはずだ。