オールスター後は平均4.2本成功、成功率も43.8パーセントと絶好調
3月14日(現地時間13日)に行われたヒューストン・ロケッツ戦。ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは10投中5本の3ポイント成功を含むゲームハイの30得点をマークし、ウォリアーズを勝利へと導いた。
この試合を終えて、トンプソンは今季の3ポイント成功数が203本となり、7シーズン連続で200本以上成功。これにより、チームメートのステフィン・カリーと共に、リーグ最長記録を達成している。
キャリア8年目の今季、トンプソンは例年以上に好不調の波が激しく、3ポイント成功率も4割未満となっていたものの、オールスター以降は絶好調。
ロケッツ戦までの10試合で平均9.6本を放って4.2本をリングに沈めており、成功率も43.8パーセントと高位安定。シーズン全体の成功率でも40.4パーセントに乗せてきた。キャリア8シーズンすべてにおいて、成功率40パーセント以上を記録する選手はそうそういない。
昨年12月下旬の時点で、トンプソンの3ポイント成功率はキャリアワーストの33.7パーセントに過ぎなかった。それでも、トンプソンが自信を失うことはなかったという。
3月16日(同15日)に現地メディア『The SAN FRANCISCO CHRONICLE』へ掲載された記事の中で、トンプソンは「2、3試合連続で不調な日があったとしても、ショットを決めることができないだなんて心配することはない」と言及。そしてこう断言した。
「僕はリーグ史上ベストシューターの1人。誰がなんて言おうと僕が気にしたりはしない」。
特にオールスター以降の活躍を見ていれば、トンプソンがリーグ史上最も優れたシューターの1人だということは明白。カリーという超強力なチームメートがいるものの、シルクのように滑らかかつクイックモーションで決め切るトンプソンは、リーグ史上有数のスナイパーと言っていいはずだ。