2019.05.30
3連覇を狙う王者ゴールデンステイト・ウォリアーズは、昨季のプレーオフ、ウエスタン・カンファレンス・ファイナルで対決したヒューストン・ロケッツ相手に今季3試合を終えて3連敗を喫していた。
レギュラーシーズン序盤こそ出遅れたロケッツだが、現在はリーグ最長となる9連勝で最も勢いのあるチームとして王者相手にシーズンスウィープを懸けてシーズン最終戦に臨んだ。
3月14日(現地時間13日)にロケッツのホーム、トヨタ・センターで行われたゲームは、第3クォーター序盤にロケッツがエリック・ゴードンとPJ・タッカーの連続3ポイントで4点をリードするも、クレイ・トンプソンやデマーカス・カズンズの活躍でウォリアーズに逆転を許してしまう。その後ウォリアーズが主導権を握ってゲームを進めていく。
第4クォーターに最大14点ビハインドを喫したロケッツは、徐々に詰め寄るも、残り3分7秒でトンプソンにジャンパーを決められて10点ビハインドに。しかしあきらめないロケッツはゴードンやジェームズ・ハーデン、クリス・ポールのショットで9連続得点の猛追を見せる。
しかし、残り10.8秒にポールの3ポイントプレーで1点差まで追い上げたものの、残り8.0秒にステフィン・カリーが確実にフリースロー2本を決めて勝負あり。ロケッツの連勝は9で止まることとなった。
勝利したウォリアーズでは、トンプソンが5本の3ポイント成功を含むゲームハイの30得点に6リバウンド、カズンズがシーズンハイとなる27得点7アシストに8リバウンド2スティール、カリーが24得点4リバウンド5アシスト2スティールをマーク。
KDことケビン・デュラントが右足首負傷のため欠場する中、先発でプレーしたアンドレ・イグダーラが5リバウンド4アシスト、ドレイモンド・グリーンが5リバウンド5アシストを挙げた。
試合中、ベンチでタオルを頭にかぶっていたカリーへパスしてしまうシーンもあったものの、カズンズはロケッツ相手にオールラウンドなプレーで勝利に大きく貢献。「1対1で俺をストップできるヤツがいるだなんて思えないね」と試合後に『AP』へ語り、自信満々に振る舞った。
一方のロケッツでは、ハーデンが29得点10アシスト3スティール、ポールが24得点6リバウンド、ゴードンが17得点、クリント・カペラが13得点13リバウンドを挙げたものの、勝利まであと一歩及ばず。
ゴードンは「僕らは自分たちがすべきスマートなプレーができていなかった。それがゲームの結末を変えたのかもしれない」と敗戦を悔んだ。
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