わずか1勝で逃してきた過去2年間をモチベーションにして今季大躍進
3月19日(現地時間18日)に行われたデンバー・ナゲッツとボストン・セルティックスによる一戦は、第4クォーターで競り勝ったナゲッツが最終スコア114-105で制した。
この勝利で今季47勝目(22敗)を手にしたナゲッツは、ゴールデンステイト・ウォリアーズに続いてウエスタン・カンファレンスでは2番目となるプレーオフ出場が確定。2013年以来初のポストシーズン進出となった。
「最高だね」と『AP』へ振り返ったナゲッツの指揮官を務めるマイケル・マローンHCは、15-16シーズンから4年越しでチームをプレーオフへと導いた。「4年間でたどり着いた。この2年間はたった1勝差で逃していたからね」とコメント。
ナゲッツのロッカールームでは、プレーオフ出場が決まり、笑顔があふれていたという。ジャマール・マレーも「めちゃくちゃうれしいね。僕らは(プレーオフに)進もうとしている。ここまでどれだけの時間がかかったかを思い出していたよ。未来のことを考えるのはいいことだし、今は同時にこの瞬間を思う存分楽しんでる」と喜びの言葉を口にしていた。
勝利したナゲッツではオールスターのニコラ・ヨキッチが21得点13リバウンド7アシスト2スティール3ブロックと大車輪の活躍。さらにウィル・バートンが20得点、ギャリー・ハリスが16得点、ポール・ミルサップが12得点11リバウンド5アシスト、マレーが11得点をマーク。ベンチからはトーリー・クレッグが13得点8リバウンド、モンテ・モリスが11得点と続いた。
また、この日はローテーションから外れたアイザイア・トーマスが一昨季まで約3シーズン過ごしたボストンへ凱旋。トリビュートビデオも流れて、TDガーデンはトーマスを歓迎。プレータイムは約7分、2本放ったショットを決められずに無得点2アシストに終わったものの、「自分のハートがあるところがホームなんだ。スペシャルな夜にしてくれてありがとう。ずっと愛してるよ、ボストン!」と自身のインスタグラムへ投稿している。
なお、セルティックスではカイリー・アービングがゲームハイの30得点に5リバウンド4アシスト4スティール、アル・ホーフォードが20得点6リバウンド6アシスト、マーカス・モリスが13得点、マーカス・スマートが10得点2スティール。
「ナゲッツのようなチーム相手には、48分間ずっといいプレーをしなきゃいけない」とカイリー。セルティックスは第3クォーター終了時点で同点だったものの、最後の12分間でナゲッツに主導権を握られてしまった。