ヤングを中心に成長中のホークス、球宴後はリーグトップの平均得点をマーク
3月24日(現地時間23日)、アトランタ・ホークスは6連勝で波に乗るフィラデルフィア・セブンティシクサーズと対決した。
第3クォーター残り5.0秒にJJ・レディックの3ポイントが決まって100-100の同点で第4クォーターを迎えると、両チームによる激しいシーソーゲームが繰り広げられた。
最後の12分間で同点4回、リードチェンジ8回という接戦を演じた両チーム。残り1分24秒でジミー・バトラーがフリースロー2本を決めてシクサーズが1点リードすると、新人トレイ・ヤングの3ポイントが決まってホークスが2点をリード。
その後バトラーがレイアップとフリースロー2本を決めてシクサーズが2点差にするも、トーリアン・プリンスのレイアップで再び同点。だがシクサーズは直後のポゼッションで痛恨の24秒オーバータイム。
そして残り3.5秒から始まったホークス最後のオフェンスで、ヤングが絶妙なフローターをリングに沈めて残り0.1秒で逆転。最終スコア129-127で勝利したホークスは、22日(同21日)のジャズ戦に続き、プレーオフチームを破って2連勝を飾った。
「残り時間が少なくなっている中、何よりも大事なプレーだった。僕は自分の強みであるプルアップを持ち込みたかったんだ。そして僕にはミドルレンジフローターがあるのさ」とヤングは試合後に誇らしげに語っていた。
今季26勝目を挙げたホークスは、ヤングがゲームハイとなる32得点11アシストに6リバウンド、プリンスが23得点、ドウェイン・デッドモンが17得点8リバウンド、アレックス・レンが14得点、ジョン・コリンズが13得点9リバウンドをマーク。
シクサーズのブレット・ブラウンHCはヤングが終盤に決めた3ポイントとフローターが決定打になったと明かした。「あの2本のショットが事実上、試合の行方を決定づけたんだ。(ヤングは)とてもユニークなパフォーマンスだった」と振り返った。
連勝を6で阻止されたシクサーズでは、ジョエル・エンビードが27得点12リバウンド、バトラーが25得点、ベン・シモンズが21得点6リバウンド9アシスト4スティール2ブロック、レディックが14得点、トバイアス・ハリスが13得点9リバウンド、マイク・スコットが9得点8リバウンド。
「俺たちはいいチームなのは明らかであり、どんなことをしてでも勝てると思っていた」とバトラーが語ったように、シクサーズは決して自信が揺らいだわけではないようだ。
ジャズ、シクサーズというプレーオフチームを続けて倒したホークスは、今季のプレーオフ出場の道は絶たれたものの、オールスター後はリーグトップの平均118.2得点をマーク。チーム成績も8勝10敗と調子は上向きで、来季以降、楽しみなチームになってきたと言っていいだろう。