アデトクンボが45得点! バックスがシクサーズを下してリーグトップの座を確定

エンビード(左)との壮絶なマッチアップを制したアデトクンボ(右)[写真]=Getty Images

アデトクンボとエンビードによるハイレベルな競争の中、勝利したのはバックス

 4月5日(現地時間4日)。ミルウォーキー・バックスはフィラデルフィア・セブンティシクサーズとの試合に臨んだ。

 シクサーズはジミー・バトラーが欠場、バックスはエリック・ブレッドソーが開始約3分で退場処分になる中、両チームの大黒柱が大暴れを見せる。

 プレーオフでも激突する可能性があるバックスとシクサーズは、3月18日(同17日)の試合でヤニス・アデトクンボ(バックス)がキャリアハイの52得点に16リバウンド7アシスト、ジョエル・エンビード(シクサーズ)は40得点15リバウンド6アシスト3スティールを奪う大活躍で、激戦の末にシクサーズが130-125で制していた。

 この日も第4クォーター途中までシクサーズが主導権を握っていたものの、バックスが最終クォーターに46-36と盛り返し、最終スコア128-122で勝利。

 バックスではアデトクンボがこの日も45得点13リバウンドに6アシスト5ブロックと申し分ないパフォーマンスでチームをけん引。さらにクリス・ミドルトンが22得点、ジョージ・ヒルが2試合連続20得点以上となる20得点に5リバウンド5アシスト、スターリング・ブラウンが12得点、DJ・ウィルソンが11得点6リバウンドと続いた。

「僕はただプレーを決めてやろうとトライした。そしてアタックする機会を見つけようとしただけ」と試合後に『AP』へ明かしたアデトクンボは、フィールドゴール22投中13本(うち3ポイント7投中3本)、フリースロー21投中16本を決めただけでなく、ターンオーバーをゼロに抑えるなど、効率的なプレーが光った。

3ポイント3本成功に加え、アデトクンボはアグレッシブにペイント内へと攻め込んだ[写真]=Getty Images

 これにより、今季42度目となる25得点10リバウンド以上をマークしたアデトクンボに対し、「彼はこのシーズンをとおして僕らのためにオールラウンドな活躍を見せてくれている」とミドルトンは言う。

 今季成績を59勝20敗としたバックスは、トロント・ラプターズ(56勝23敗)との直接対決の戦績で3勝1敗と上回っているため、レギュラーシーズン3試合を残してリーグトップの成績を確定。プレーオフを通じてホームコートアドバンテージを手にすることとなった。

 惜しくも勝ち切れなかったシクサーズでは、エンビードが今季2度目のトリプルダブル(34得点13リバウンド13アシスト)に2スティール3ブロックとまたもや大活躍を見せたものの、「彼は本当にとんでもない選手だ。彼とのマッチアップは毎回チャレンジになる。本当にすごい男だ」とアデトクンボに脱帽していた。

 なお、シクサーズはエンビードのほか、5本の3ポイントを決めたJJ・レディックが29得点、バトラーの代役として先発入りしたマイク・スコットが6本の3ポイント成功を含む22得点、トバイアス・ハリスが13得点9リバウンド、ベン・シモンズが13アシストを記録。

 ブレット・ブラウンHCは「我々は彼らのガードに苦しんだ。もっといいディフェンスをしなければならないね」と試合を振り返った。

キャリア2度目のトリプルダブルを達成したエンビードは惜しくも勝利を逃すこととなった[写真]=Getty Images

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