ゴードンの8本を筆頭にチーム全体で約5割の成功率で27本をリングへ突き刺す
4月8日(現地時間7日)、ヒューストン・ロケッツはホームのトヨタ・センターでフェニックス・サンズを迎えた。
序盤から快調に得点を重ねていったロケッツは、前半終了時に77-47と30点リード。後半に入ってもサンズを圧倒し、最終スコア149-113で制して今季成績を53勝28敗とした。
ロケッツではジェームズ・ハーデンがゲームハイの30得点に13リバウンド9アシスト2スティール、エリック・ゴードンが26得点、クリント・カペラが22得点13リバウンド4アシストと3選手が20得点超え。
さらにダヌエル・ハウスJr.が13得点6リバウンド、PJ・タッカーが12得点、オースティン・リバースが10得点5アシスト、ネネが10得点、クリス・ポールが9アシスト5スティールを挙げた。
この試合残り1分9秒。リバースが決めたこの日2本目の3ポイントで、ロケッツはNBA新記録となる1試合27本目の3ポイントを成功。今季26本という最多記録を2度も達成してきたロケッツは、レギュラーシーズン終盤にその記録をさらに伸ばしてみせた。
試合終盤、ファンから「スリー、スリー、スリー」のチャントが鳴り響く中、「迷うことなんてなかった。ボールが僕の手に渡ったんだから」と『AP』へ明かしたリバースは、記録更新となる長距離砲を放り込んだ。
ロケッツではゴードンがキャリアハイに並ぶ8本を皮切りに、ハーデンが5本、タッカーが4本、ハウスJr.が3本を成功。さらにポール、ギャリー・クラーク、リバースがそれぞれ2本、イマン・シャンパートが1本の3ポイントを成功し、チーム全体で57投中27本をヒット。成功率47.4パーセントという高精度なシューティングを披露。
サンズではジャマール・クロフォードが27得点6アシストを挙げたほか、5選手が2ケタ得点を奪うも、今季成績は19勝62敗。ウエスタン・カンファレンス最下位が確定している。
リーグ最下位クラスのチーム相手にシューティングショーを見せたロケッツだが、ポールは「僕らは何かのためにプレーしていることを理解している。(弱いチームであろうと)僕らは皆、シャープな状態をキープしようとしているのさ」とコメント。目的をもってプレーしていることを強調した。
今週末に開幕を控えたプレーオフに向け、ロケッツの選手たちが好調を維持していることは良い傾向と言っていいだろう。