ドノバン・ミッチェルが4Qだけで一挙19得点! 3連敗のジャズがロケッツに一矢報いる

ゲームハイの31得点でジャズを勝利へと導いたミッチェル[写真]=Getty Images

クラウダーが復調、第4クォーター序盤から15-1のランでロケッツを突き離す

 4月23日(現地時間22日)に行われたヒューストン・ロケッツ(3勝)とユタ・ジャズ(3敗)によるファーストラウンド第4戦。3連敗と後がないジャズは、ホームのビビント・スマート・ホーム・アリーナで第1クォーターからロケッツに猛攻を仕掛ける。

 これまでの3試合で計19得点、フィールドゴール成功率19.0パーセント、3ポイント成功率20.0パーセントとショットが壊滅的だったジェイ・クラウダーと、司令塔のリッキー・ルビオの2選手が最初の12分間でフィールドゴール11投中9本成功の25得点をマーク。

クラウダーの復調がジャズの勢いを加速させた[写真]=Getty Images

 両選手の活躍もあり、ジャズは32-24とロケッツから8点のリードを手にする。このままジャズが試合を優位に進めようとするも、続く第2、3クォーターでロケッツが55-44と巻き返し、3点をリードして最終クォーターへ。

 そこでジャズがウエスタン・カンファレンス5位(50勝32敗)の意地を見せる。第4クォーターが始まると、ドノバン・ミッチェルの3ポイントを皮切りに15-1のランでロケッツを引き離し、最後の12分間で31-12と爆走。最終スコア107-91でジャズが勝利し、ロケッツに一矢報いた。

 ジャズでは第4クォーターだけで19得点と大爆発したミッチェルがゲームハイの31得点に7リバウンド4アシスト、クラウダーが23得点2スティール、ルビオが18得点11アシストをマーク。ベンチからはデリック・フェイバーズが12得点11リバウンド、ロイス・オニールが11得点11リバウンドのダブルダブルの活躍を見せている。

「チームメートたちがどんなミスでもカバーしてくれたから、僕はすべてを注ぎ込むことができたんだ。毎日ロッカールームには(チームを)サポートしてくれるシステムがあるから、開始序盤にターンオーバーが続こうと、ゲームをイージーなものにしてくれるんだ」と試合後に語ったミッチェル。3連敗を喫しても、決して自信を失うことはなかった。

 23得点を挙げたクラウダーは「彼らは僕らに強烈な一撃を加えようとしているんだと感じていた。僕らをノックアウトしようとね。だから僕たちは堂々と振る舞い、しっかりと準備をして第4クォーターに臨んだんだ」とロケッツを圧倒した最終クォーターについて振り返っている。

 一方、シリーズ初黒星を喫したロケッツは、ジェームズ・ハーデンが6本の3ポイント成功を含むチームトップの30得点に4アシスト2スティール、クリス・ポールが23得点8リバウンド7アシスト5スティール2ブロック、エリック・ゴードンが16得点、PJ・タッカーが13得点6リバウンド2スティール。

「もちろん、今夜で終わらせたかった。俺たちには数多くのチャンスがあったんだ。だが第4クォーターにいくつかビッグプレーを決めた彼らに対して、俺たちはできなかったんだ」とスウィープ失敗を悔やんだハーデン。両チームによるシリーズ第5戦は、25日(同24日)にロケッツのホーム、トヨタ・センターで行われることとなる。

ミッチェルはロケッツのディフェンスをかいくぐり、積極果敢にスコアリングを遂行した[写真]=Getty Images

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