シクサーズのレディックがラプターズとの対決を前に警笛「慎重にプレーしなければ」

ネッツとのシリーズで平均13.6得点をマークしたレディック[写真]=Getty Images

相手選手を取り囲むラプターズのディフェンスを警戒するレディック

 4月28日(現地時間27日)から幕を開けるイースタン・カンファレンス・セミファイナル。まずはトロント・ラプターズとフィラデルフィア・セブンティシクサーズによるシリーズ第1戦がラプターズのホーム、スコシアバンク・アリーナで行われる。

 ラプターズとのシリーズを前に、シクサーズのベテランシューター、JJ・レディックが現地メディア『The Athletic』へチームに警笛を鳴らす言葉を残していた。

 27日(同26日)に掲載された同メディアの記事の中で、レディックは「彼らのバスケットボールには確かな哲学があるんだと思う。だから僕らはいいプレーをしていかないといけない」と言及。そしてこう続けた。

「すぐにやらなければならない最も大事なことは、慎重にバスケットボールをプレーすること。あのチームには(腕が)長く、アスレティック能力に優れた選手がそろっているからね。それに彼らのディフェンスは、何度も複数の選手で相手選手を取り囲むようなスタイルなんだ。僕はそれをオーランド(・マジック)とのシリーズで何度も見てきた。だから僕らは、彼らと対決する時には慎重にバスケットボールをプレーしなければならない」。

マジックの大黒柱ブーチェビッチ(中央)に襲い掛かるラプターズの選手たち[写真]=Getty Images

 ラプターズはマジックとのシリーズで、平均15.4本のターンオーバーを誘発し、レギュラーシーズンで平均107.3得点を記録したマジックを平均92.0得点にシャットアウト。被フィールドゴール成功率38.8パーセント、被3ポイント成功率29.9パーセントに抑え込み、シリーズ第2戦から4連勝でシリーズを勝ち抜いた。

 一方のシクサーズは、ブルックリン・ネッツとのシリーズで平均122.4得点を挙げ、こちらも第2戦から4連勝で一気にねじ伏せた。ただし、ネッツには平均111.4得点を奪われており、ディフェンス面ではラプターズに分があると言っていいだろう。

 ネッツとのシリーズで平均15.6本のターンオーバーを犯したシクサーズとしては、ラプターズのディフェンスがボールマンに襲い掛かってきたとしても、冷静に対応することがシリーズを優位に進めていくカギとなりそうだ。

ネッツとのシリーズで3ポイント成功率42.4%を記録したレディック。ラプターズとのシリーズでも同等のパフォーマンスが求められる[写真]=Getty Images

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