シクサーズACのモンティ・ウィリアムズがサンズの次期ヘッドコーチに就任

現在はシクサーズでアシスタントコーチを務めるウィリアムズ(左)[写真]=Getty Images

9年のNBAキャリア、5年のヘッドコーチ経験を活かしてサンズ再建を託される

 5月4日(現地時間3日)、フェニックス・サンズはイゴール・ココスコフ前HCに代わる指揮官として、モンティ・ウィリアムズと5年契約に合意したと発表した。

 ウィリアムズは1990年代中盤から2000年代序盤にかけて、サンアントニオ・スパーズやオーランド・マジックなどでスモールフォワードとして計9シーズンをプレー。キャリア計456試合(うち先発は109試合)に出場して平均16.7分6.3得点2.8リバウンド1.2アシストを残してきた。

 その後、05-06シーズンからポートランド・トレイルブレイザーズのアシスタントコーチ(AC)を5シーズン務めると、10-11シーズンからニューオーリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)のヘッドコーチ(HC)へ就任。14-15シーズンまで394試合を指揮して173勝221敗(勝率43.9パーセント)を残し、11年と15年にはプレーオフへ進出して通算2勝8敗(勝率20.0パーセント)を記録。

 15-16シーズンにはオクラホマシティ・サンダーのアソシエイト・ヘッドコーチに就任したものの、16年2月中旬に自動車事故で妻が死去。昨季までの2シーズンは古巣スパーズのフロントオフィスの一員として活躍し、今季はブレット・ブラウンHCのトップACとして、フィラデルフィア・セブンティシクサーズに所属していた。

今季はコーチ職に復帰し、ブラウンHC(右)の下でトップACを務めているウィリアムズ(左)[写真]=Getty Images

 今季の19勝63敗を含めて直近3シーズン連続でウエスタン・カンファレンス最下位に沈むサンズは、今季ココスコフHCの下で再建に挑むも、わずか1シーズンで指揮官を解雇。

 ウィリアムズ新HCは来季、リーグ有数のスコアリングガードであるデビン・ブッカー、2年目を迎えるビッグマンのディアンドレ・エイトンを軸に、サンズを再建させることができるか期待がかかる。

 なお、ロサンゼルス・レイカーズもウィリアムズACを新HC候補の1人としていたが、サンズの指揮官へ就任したことで、今季序盤までクリーブランド・キャバリアーズの指揮官だったタロン・ルーの就任がささやかれている。だが複数の現地メディアによると、現時点でルーに正式なオファーはレイカーズから届いていないという。

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