クリッパーズの指揮官がレナードを絶賛「我々が見てきた中で最もジョーダンみたいだ」

今年のプレーオフで大活躍のレナード[写真]=Getty Images

ポストアップやディフェンスなど、MJとの共通点を挙げたドック・リバースHC

 トロント・ラプターズを創設24シーズン目で初のNBAファイナルへと導いた最大の殊勲者カワイ・レナードは、今年のプレーオフではイースタン・カンファレンスで最も支配的な選手として大暴れを見せている。

 ミルウォーキー・バックスとのカンファレンス・ファイナル終了時点で、キャリア8年目の27歳は平均31.2得点8.8リバウンド3.8アシスト1.6スティールという申し分ない成績。フィールドゴール成功率50.7パーセント、3ポイント成功率38.8パーセント、フリースロー成功率でも87.5パーセントと、ショット全般において高い精度を誇っており、アンストッパブルなスコアラーと化している。

 先日、『ESPN』の番組に出演したケンドリック・パーキンス(現未所属)が「僕の中で、レナードはMJことマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)を思い出させる」と発言。コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)もレナードのプレーを大絶賛するなど、この男への評価は右肩上がり。

 5月31日(現地時間30日)に幕を開ける「NBAファイナル2019」を前に、ロサンゼルス・クリッパーズの指揮官、ドック・リバースHCもレナードについて称賛していたので紹介したい。

 29日(同28日)、『ESPN』の“Sports Center”でファイナルのプレビューを放送した際、リバースが「彼は我々が見てきた中で、最もジョーダンのようだ」と発言。ジョーダンより1年前にNBA入りし、現役時代にポイントガードとして13シーズンをプレーしたリバース(元アトランタ・ホークスほか)は、レギュラーシーズンだけでなく、プレーオフでもジョーダン率いるブルズと対戦してきた。リバースはレナードとジョーダンについてこのように評している。

「別に彼がジョーダンと言っているわけじゃない。だが私には彼が最もジョーダンみたいに映るね。大きな手、ポストアップゲーム、それにフィニッシュできることもそうだし、見事な跳躍力を誇り、すばらしいディフェンダーなんだ。もちろん、(似ている部分は)ゲームにおけることだけどね」。

リバース(左)は現役時代に何度もジョーダン(右)と対戦してきた[写真]=Getty Images

 レナードからすれば、敵将から最大級の賛辞を送ってもらったようなものだろう。パーキンスはジョーダンの現役時代に対戦していないこともあり、リバースHCの言葉には妙に説得力があるように思えてしまう。

 はたして、レナードは2014年のファイナルでレブロン・ジェームズ(現レイカーズ)率いるマイアミ・ヒートの3連覇を阻止したように、ウォリアーズの3連覇をもストップできるのか。

 ラプターズがウォリアーズを下すためにはこの男による獅子奮迅の活躍がマストなだけに、自身3度目の頂上決戦に臨むレナードのプレーから目が離せない。

レナード(右)はジョーダン(左)のようにチームを優勝へと導くことができるか?[写真]=Getty Images

モバイルバージョンを終了