昨季終了後から的確な補強を断行したGM、最優秀エグゼクティブの有力候補に
6月8日(現地時間7日)、リーグの情報筋が『ESPN』へ伝えたところによると、ミルウォーキー・バックスはジョン・ホルストGM(ジェネラルマネジャー)と3年の延長契約を結んだという。
ホルストGMは2008年から17年まで、バックスのバスケットボール運営部門でディレクターを務め、17年6月にGMへと就任。昨季終了後にマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)を招へいし、ブルック・ロペスやアーサン・イリヤソバ、パット・カナトンらをフリーエージェント(FA)で獲得。
シーズン途中にもトレードの引き金を引き、ベテランのジョージ・ヒルや“ストレッチ4”のニコラ・ミロティッチといった選手をロースターに加え、リーグベストの60勝22敗をマーク。
ホルストGMは、ティム・コネリー(デンバー・ナゲッツ)、ローレンス・フランク(ロサンゼルス・クリッパーズ)、マサイ・ウジリ(トロント・ラプターズ)と共に今季の最優秀エグゼクティブ賞の有力候補に入っており、1年を通じてGMとして見事な働きを見せた。
「私に対して自信を持っていただき、信頼し続けていただいたオーナーグループに感謝しています」とリリースの中で口にしたホルストGMは、選手たちについても言及。
「私はこのチームで信じられない努力をしてくれたすばらしい選手たちに多大な感謝を述べたいです。ヤニス・アデトクンボ、クリス・ミドルトン、ブルック・ロペス、マルコム・ブログドン、エリック・ブレッドソーは見事なシーズンを送ってくれましたし、“ベンチモブ”もシーズンを通して最高の働きを見せてくれました。彼ら全員がこのチームの成功に貢献してくれています」。
今夏はミドルトンやロペス、ブログドンといった選手との再契約が期待される中、ホルストGMは来季に向けてどのようなロースターにしていくのか。注目していきたいところだ。