ウォリアーズのクリス・デマルコACがバハマ代表の指揮官就任へ「すごく大きな機会」

ウォリアーズで選手育成ACを務めているデマルコ[写真]=Getty Images

NBAで活躍中のエイトンとヒールドを筆頭に才能豊かな選手を抱えるバハマ

 6月18日(現地時間17日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズで選手育成AC(アシスタントコーチ)を務めているクリス・デマルコが、バハマ代表のヘッドコーチ(HC)へ就任することが原則的に合意に達したことが明らかとなった。

「(バハマには)成長できるための数多くのポテンシャルがある。わずか40万人ながら、とてもすばらしいタレントが数多くいるんだ。これはすごく大きな機会だよ」とデマルコACは現地メディア『The Undefeated』へ語っており、今年8月上旬にミニキャンプを行うプランがあるという。

 バハマは今夏中国で開催される「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」へ出場しないものの、将来に向けて魅力的な若手がいるという。その中には昨年のドラフト全体1位指名でNBA入りし、ルーキーシーズンとなった今季平均16.3得点10.3リバウンドをマークしたディアンドレ・エイトン(フェニックス・サンズ)、サクラメント・キングスのトップスコアラーとして今季平均20.7得点をたたき出したバディ・ヒールドという将来有望なNBA選手もいる。

 ちなみに、ウォリアーズが誇るオールスターガード、クレイ・トンプソンの父マイカル(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか)は、バハマ出身の選手としてNBAで計12シーズンをプレー。ロサンゼルス・レイカーズで2度の優勝経験を持つマイカルは、通算935試合(うち先発は454試合)に出場し、平均29.7分13.7得点7.4リバウンド2.3アシスト1.1ブロックを残してきた。

 そのマイカルも、デマルコのHC就任を喜んでいるようだ。「(NBAという)最もハイレベルなバスケットボールにおいて、優勝経験を持つコーチが就任することは、バハマにとってすばらしいこと。彼ならきっと、勝者のメンタリティーを持ち込み、最高のまとめ役になることだろう」と同メディアへコメントしている。

ヒールド(左)とエイトン(右)は、それぞれ所属チームで主力を務める若き至宝[写真]=Getty Images

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