ベイズモアはFAとなるフッドの代役、ターナーは若手の指導役として加入か?
6月25日(現地時間24日)、アトランタ・ホークスとポートランド・トレイルブレイザーズの2チーム間でトレードが成立した。
ホークスはチーム最古参となる在籍5年目を終えたケント・ベイズモア(G-F)を放出し、ブレイザーズからエバン・ターナー(G-F)を獲得。両選手とも、来季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)となる。
ドラフト外からはい上がり、今季でキャリア7年目を終えたベイズモアは、2018-19シーズンに67試合(うち先発は35試合)へ出場。平均24.5分11.6得点3.9リバウンド2.3アシスト1.3スティールをマーク。だがフィールドゴール成功率(40.2パーセント)、3ポイント成功率(32.0パーセント)はホークスでプレーしてきたここ5シーズンで最も低い数字に終わっていた。
ブレイザーズは今夏、ロドニー・フッドとセス・カリーが制限なしFAとなるのだが、契約下にある選手たちだけでキャップスペースを圧迫しているため、彼らに高額契約を与えることは厳しい。そのため、直近4シーズンで平均2ケタ得点を記録しており、ディフェンスも得意とするベイズモアを獲得することになったと言えるだろう。
一方のターナーは、10年ドラフト1巡目2位指名の万能戦士。3ポイントに関しては得意とは言えないものの、201センチ99キロのサイズでポイントガードからスモールフォワードまでこなすことができる点が強み。
ホークスのバックコートにはトレイ・ヤングとケビン・ハーターがおり、今年のドラフトでディアンドレ・ハンター(1巡目4位)、キャメロン・レディッシュ(1巡目10位)といった魅力的な選手を獲得している。そのため、ターナーはベンチスタートが濃厚で、若手のメンター(助言者)役を務めることになりそうだ。