マブスが大型ガードのデロン・ライトを獲得、ラプターズはFAでフォワードのRHJを補強

複数のポジションをガード可能なライト、今季はドンチッチがいるマブスへ

　7月8日（現地時間7日）、ダラス・マーベリックスとメンフィス・グリズリーズの2チーム間でトレードが成立した。

　マブスはグリズリーズで制限付きフリーエージェント（FA）だったデロン・ライトを獲得し、グリズリーズへ2つのドラフト2巡目指名権を放出している。

　ライトの代理人を務めるグレッグ・ロウレンスとチーム側が『ESPN』へ伝えたところによると、ライトの契約は3年2,900万ドル（約31億3,200万円）になるという。

　2015年ドラフト1巡目20位でトロント・ラプターズから指名されたライトは、ポイントガードとしては196センチ（83キロ）という、恵まれた高さを持ち、一昨季からラプターズでローテーション入り。

　昨季途中にマルク・ガソルとのトレードでヨナス・バランチュナスらと共にグリズリーズへ加入すると、26試合（うち先発は11試合）に出場して平均30.8分12.2得点5.4リバウンド5.3アシスト1.6スティールをマーク。

　新天地マブスで、ライトはルカ・ドンチッチやセス・カリー、ティム・ハーダウェイJr.らと共にプレーすることとなるのだが、複数のポジションをガードすることができる点は魅力。キャッチ&シュートで安定した数字を残すことができれば、多くのプレータイムを得ることができるだろう。

　一方、今年のドラフト1巡目2位でポイントガードのジャ・モラントを指名したグリズリーズは、同日にミネソタ・ティンバーウルブズの制限付きFA、タイアス・ジョーンズ（ポイントガード）が3年2,400万ドル（約25億9,200万円）のオファーシートにサイン。2日間以内にウルブズがマッチしなければ、安定感抜群の司令塔を獲得できることになる。

　なお、トロント・ラプターズは制限なしFAとなっていたフォワード、RHJことロンデイ・ホリス・ジェファーソンと1年契約に合意。カワイ・レナード（ロサンゼルス・クリッパーズ）、ダニー・グリーン（ロサンゼルス・レイカーズ）が務めていたポジションに、スタンリー・ジョンソンやノーマン・パウエル、OG・アヌノビーと共にホリス・ジェファーソンを加えることに成功している。