ラプターズのカイル・ラウリーが左手親指の手術を受けるも、W杯出場の可能性あり

昨季はラプターズ初優勝に大きく貢献したラウリー[写真]=Getty Images

シクサーズとのイースト準決勝で負傷後、「感覚がない」ままプレーを続行

 7月19日(現地時間18日)、リーグの情報筋が『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者へ伝えたところによると、トロント・ラプターズのオールスターガード、カイル・ラウリーが同日に左手親指の修復手術を受けたという。

 昨季、ラウリーはラプターズのリーダー兼先発ポイントガードとしてフランチャイズ史上初の優勝に貢献。ゴールデンステイト・ウォリアーズとのNBAファイナルでは平均38.1分16.2得点4.0リバウンド7.2アシスト1.7スティールをマーク。

 優勝を決めた第6戦。ラウリーは序盤から積極果敢に攻め立て、26得点10アシスト3スティールの大活躍を見せていたのだが、左手親指の腱が断裂していた状態でプレーを続けていた。

 ラウリーはフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのカンファレンス・セミファイナルで同箇所を負傷後、プレーを続けていたという。ファイナルの期間中、『ESPN』の“The Jump”に出演した際、ラウリーは負傷した左手親指についてこう語っていた。

「ゲームの間、親指の感覚がないんだ。パスを出したり、ボールムーブメントをしたり、ボールハンドリングしている時とかね」。

 ラウリーは8月末から中国で行われる「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)でアメリカ代表のロースター候補に入っており、8月上旬から同代表のトレーニングキャンプがラスベガスで行われるのだが、現状ではキャンプ初日から参加できる可能性が残されていると同メディアが報じている。

 ラプターズは10月8日と10日に「NBA Japan Games 2019 Presented by Rakuten」(以降ジャパンゲームズ)で来日し、ヒューストン・ロケッツとプレシーズンゲームを2試合行う予定。ラウリーにはW杯のみならず、ジャパンゲームズにも出場してほしいところだ。

左手親指の負傷を抱えながらプレーオフを戦い抜いたラウリー[写真]=Getty Images

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