エース不在の今季はターナーやサボニス、新加入ブログドンの奮起に期待
9月28日(現地時間27日)、『ESPN』を含む複数の現地メディアが、インディアナ・ペイサーズのエース、ビクター・オラディポの復帰時期が定まっていないと報じた。
2017年夏にオクラホマシティ・サンダーからトレードでペイサーズに加入したオラディポは、一昨季にエースとして平均34.0分23.1得点5.2リバウンド4.3アシスト2.4スティールの大活躍を見せ、オールスターに選ばれたほか、最優秀躍進選手賞(MIP)にも輝いた。
昨季もペイサーズのエースとして臨むも、今年1月下旬に右膝の四頭筋腱断裂により戦線離脱。今年6月下旬に、ペイサーズのバスケットボール運営部門代表を務めるケビン・プリチャードが今年の12月あるいは来年の1月に復帰する見込みだと語っていたものの、ここにきて復帰時期が未定に。
今季で就任4年目となるネイト・マクミランHC(ヘッドコーチ)は28日(同27日)、複数の現地メディアの前で「私はビクターがどのくらいで戻ってくることになるのか予測していない。(戦列復帰まで)どのくらいの時間がかかるかも分からないんだ」と言及。
オラディポは昨季、36試合すべてに先発出場し、チームトップの平均18.8得点1.7スティールにキャリアハイの5.6リバウンド5.2アシストを残し、オールスターにも2年連続で選ばれていた。
ペイサーズは今夏、マルコム・ブログドンやジェレミー・ラム、TJ・ウォーレン、TJ・マッコネルといった選手を獲得。イースタン・カンファレンス上位を狙える戦力をそろえていたものの、オラディポ不在で長期間戦うことが濃厚となった。
チームにはマイルズ・ターナーやドマンタス・サボニスといった伸び盛りのビッグマンもおり、プレーオフ戦線から離脱するほど後退することはないだろうが、ここ2シーズンの戦績(48勝34敗)に届かない可能性が出てきたと言っていいだろう。
はたして、オラディポの代わりにペイサーズをけん引する選手は現れるのか。ディフェンスを軸に戦うチームだけに、大崩れすることはないだろうが、ターナーやサボニス、ブログドンが奮起することが求められるに違いない。