「今季のレイカーズは特別なチームで、すばらしいコーチングスタッフがいる」
9月28日(現地時間27日)、ロサンゼルス・レイカーズがメディアデーを行い、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスを筆頭に、選手たちが報道陣の前に姿を現した。
今季のレイカーズで最も注目なのは、やはりレブロンとデイビスというリーグ最高級の“ダイナミックデュオ”だろう。デマーカス・カズンズの戦線離脱はショックだったものの、現役屈指の実績を持つドワイト・ハワードを加えたことで、戦力ダウンを最小限に抑えることに成功。7年ぶりのプレーオフ出場は当然で、優勝争いに加わることが期待されている。
デイビスはレイカーズの一員として迎える今季に集中していることを理由に、今夏中国で行われた「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」の出場を辞退。「僕は今シーズンにフォーカスしたいんだ」と口にすると、こう続けた。
「ここに来た時から、レイカーズは僕のことを歓迎してくれたし、自分のホームかのような環境を作ってくれた。今大切なのは、今シーズン僕らにできることについてなんだ。今季のレイカーズは特別なチームであり、特別なユニットで、すばらしいコーチングスタッフがいる。僕らは今シーズンに集中して、できる限りのことをやっていきたい。そして数多くの勝利を手にすることができるようにトライしていく」。
キャリア17シーズン目のレブロンは「もしアンソニー・デイビスがコートに立っている時、俺たちが彼を経由したプレーをしていないのならば、彼がコートにいる意味がまったくない。彼はすばらしい選手。どんな時だろうと、彼にボールを預けていくことになる」と明かしており、今季デイビスをエースとして活かしていくことを公言している。
また、スモールマーケットのニューオーリンズから世界的に見ても最大級のマーケットの1つであるロサンゼルスへと移籍したことについて、デイビスは「大きな都市、大きなメディアに来たことは間違いないね。でも僕は、ここにトレードされた時から知っていたし、準備もしてきた。今シーズンはきっと面白くなると思うよ」と余裕を感じさせるコメントを残していた。
左足を痛めているカイル・クーズマの復帰時期が気になるところだが、今季のレイカーズにはウイングにダニー・グリーンやエイブリー・ブラッドリー、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープなど3ポイントとディフェンスに秀でた選手が複数おり、選手層の厚さがあるため、大きな問題にはならないだろう。
レイカーズは10月6日(同5日)にゴールデンステイト・ウォリアーズとのプレシーズン初戦をチェイス・センター(ウォリアーズの新ホームアリーナ)で行い、10日と12日に中国でブルックリン・ネッツとのチャイナゲームズを2試合行うこととなる。
NBA優勝16度を誇るレイカーズの名門復活をかけたシーズンが、まもなく幕を開けようとしている。