2019.10.17
ロサンゼルス・レイカーズの大黒柱として今季を迎えるアンソニー・デイビスは、レブロン・ジェームズとの“超強力タッグ”でチームを2013年以来初となるプレーオフ出場へ導くことが確実視されている。
ロースターにはレブロンとデイビスのほか、バックコートにラジョン・ロンド、ダニー・グリーン、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、エイブリー・ブラッドリー、クイン・クック、アレックス・カルーソがおり、フロントコートにはカイル・クーズマ、ジャレッド・ダドリー、ドワイト・ハワード、ジャベール・マギーとサポーティングキャストも充実。
だが今季のレイカーズとしては、プレーオフ進出は当然であり、ウェスタン・カンファレンス・ファイナル以上までたどり着くことが現実的な目標と言っていいだろう。
そのためには、レブロンとデイビスがレギュラーシーズン序盤からケミストリーを構築し、レイカーズを引っ張っていくことが最低条件になる。
ここでは9月17日(現地時間16日)に『Red Bull』へ掲載された記事の中で、デイビスが現状について語っていたので紹介したい。
「僕らは毎日話しているんだ。今季のチームや自分たちのゴール、今シーズンに僕らがやりたいことや成し遂げたいこととかね。それらをかみ砕いて、より細かくしているよ」とデイビスが明かした。
レブロンとデイビスは2012年のロンドンオリンピックのアメリカ代表でチームメートだったとはいえ、当時のデイビスはケンタッキー大学をアーリーエントリーしてニューオーリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)からドラフト指名されたばかりで、NBAのコートには立っていない状態だった。
その後はオールスターゲームで何度かチームメートとしてプレーしたものの、長丁場を共に戦うのは今季が初めてとなる。
レブロンは将来のバスケットボール殿堂入りが確実なレジェンド。34歳となった今でもリーグ有数の支配力を持つ万能戦士で、デイビスは攻防両面に秀でたリーグ最高級のビッグマン。リーグでもトップ10に入る実力者がコンビを組むのだから、プレーオフ進出だけで周囲が納得するわけにはいかないだろう。
デイビス自身もそのことを十分理解しており、「僕らのような選手がデュオとしてプレーするんだから、何か特別なことをやり遂げることができるすばらしいチャンスがあると思ってる。僕らはまだ、バスケットボールで一緒に何かを達成してきたわけじゃない。僕はその時が来たんだと思ってるよ」と自信をのぞかせた。
レイカーズは10月10日と12日に中国でブルックリン・ネッツとのプレシーズンゲーム2試合が組まれているため、トレーニングキャンプは29日(同28日)からスタートする。
はたして、リーグきっての名門レイカーズは今季どこまで勝ち進むことができるのか。レイカーズが優勝戦線に加わることができれば、NBAはますます盛り上がるに違いない。
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