「今季は手本となって示していかなきゃいけない」とヤニス・アデトクンボが宣言

優勝候補バックスをけん引するアデトクンボ[写真]=Getty Images

「主に、もっと声を出していかなきゃいけないと思ってる」と語ったMVP

 昨季キャリア6シーズン目にしてシーズンMVPを獲得したヤニス・アデトクンボは、優勝候補の一角を占めるミルウォーキー・バックスのリーダーとして成長することを自らに課している。

 10月17日に『The Courier』へ掲載された記事の中で、アデトクンボは「主に、もっと声を出していかなきゃいけないと思ってる。(今季は)手本となって示していかなきゃいけない。それにコーチやチームメートたちによる批判に対して受け入れていくようにしていかないと。リーダーとはそういう存在なんだ。このチームは僕がどんな人間なのかを分かってくれている。僕のことを信頼してくれているんだ。彼らは僕がチームのために自分のすべてを捧げていることを知ってるからね」とコメント。

プレシーズンでは60パーセントを上回るフィールドゴール成功率を記録するアデトクンボ[写真]=Getty Images

 昨季はトロント・ラプターズとのカンファレンス・ファイナルで2連勝を飾ったものの、第3戦からまさかの4連敗でシーズンエンド。NBAチャンピオンという究極のゴールを達成するためには、チーム全員で共通意識を持つことが重要だと『The Athletic』に語っている。

「僕らは同じ飢えを持っていくことが大事。イースタン・カンファレンス・ファイナルは今から6、7か月後になる。もしそれが明日になろうと、それまでに自分たちがどれだけ向上することができるかが重要なんだ」。

 アデトクンボはここまでプレシーズンゲーム2試合に出場。平均21.8分ながら28.0得点11.0リバウンド4.0アシストと暴れ回っており、3ポイント成功率42.9パーセントと好調をキープ。

 バックスは18日(現地時間17日)にミネソタ・ティンバーウルブズとのプレシーズン最終戦が予定されており、25日(同24日)にヒューストン・ロケッツとのレギュラーシーズン初戦に臨む。

 リーダーとして成長が期待されているアデトクンボが、今季バックスをどこまで押し上げていくことができるか。今後のパフォーマンスに注目していきたいところだ。

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