「僕は自信を失ってはいない。2015年からこれまで、何も変わっちゃいない」
10月18日(現地時間17日)。『Yahoo Sports』に掲載された記事にて、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーがキャリア11シーズン目となる今季について力強い言葉を発していた。
「昨季のプレーオフで、KD(ケビン・デュラント/現ブルックリン・ネッツ)が離脱してから、僕に休息が必要だったこと、回復しなければならないこと、そしてこのレベルでプレーすることができるかということについて、自分の身体に聞いてみる必要があった。でも僕は、どれだけ自分のベストでいられるか、1年を通してこの状態を維持できるかについては理解している。もちろん、82試合すべてに出場することはないだろうけど、コートではその強度を持ち込んでみせる。準備はできているよ」とカリー。
今季、ウォリアーズはホームアリーナをオラクル・アリーナからチェイス・センターへと切り替え、新たなスタートを切った。昨季まで5年連続でウェスタン・カンファレンスを制し、3度の優勝を成し遂げたロースターから、デュラントを筆頭に複数のベテランが退団したことで、今季はカリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンという絶対的な3本柱を中心に戦っていくこととなる。
とはいえ、今季序盤はトンプソンを欠く状況でプレーすることになるため、ウォリアーズはここ数年では最も劣勢なロースターの中で、カリーはチームのベストプレーヤーとして高位安定した活躍が求められている。だがカリーは特に心配していないようだ。
「もし僕が自分に自信を持っていなければ、本当に悩まされているだろうね。でも心配はしていない。チームの状況は知っているけど、それは自由があることでもあるんだ。僕はコートに出て、点を取りに行くだけだからね。僕はまったく自信を失ってはいない。それは2015年からこれまで、何も変わっちゃいない。これまでと同じようにゲームへアプローチしていくよ。KDとクレイのような選手が周囲にいないことがこれまでとの違いだけど、僕の考えは変わらない」。
チーム最年長となった31歳のカリーについて、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「肉体的にも、精神的にもピークにある」と絶賛しており、今季は2016年以来、自身3度目のシーズンMVP獲得も視野に入れていると言っても過言ではない。
それでも、カリーが掲げる目標に変わりはない。「チャンピオンシップを勝ち取ることがゴールであることに変わりはない。いつだってそれがゴールなんだ。これまでに経験してきたことではあるけど、今後も王座を勝ち取るべく、僕らは追い続けていくよ」と自身の思いを口にしていた。
カリー率いるウォリアーズは、25日(同24日)に今季の優勝候補ロサンゼルス・クリッパーズとシーズン開幕戦で激突する。ロースターを大きく入れ変えた両チームではあるものの、今季の覇権争いに参戦することが予想されるだけに、大きな注目を集めること間違いなしだ。