「あんなディフェンスを見たのはキッド以来」とカーライルHCはライトを絶賛
10月26日(現地時間25日)。レギュラーシーズン開幕戦でワシントン・ウィザーズを下したダラス・マーベリックスは、ニューオーリンズ・ペリカンズのホーム、スムージーキング・センターへと乗り込み、123-116で勝利を収めた。
マブスはこの試合、ルカ・ドンチッチがキャリア9度目のトリプルダブル(25得点10リバウンド10アシスト)、クリスタプス・ポルジンギスが24得点5ブロック、デロン・ライトが20得点7リバウンド5スティール、ジェイレン・ブランソンが14得点8リバウンドをマークして勝利に貢献。
マブスはここ15シーズンで初となる開幕2連勝をマーク。「これは大きな意味があるね。この試合に勝利できて、皆がハッピーさ。あくまでまだスタートしたばかりだけど、この調子をキープして、プレーオフに出場できるといいね」とドンチッチ。
ポルジンギスはディフェンス面について「チームメートたちは本当にいい仕事をしてくれたと思うよ。彼らが相手のシューター陣から離れたことで、僕の方にドライブするように仕向けてくれたんだ。そこで僕は自分のベストを出すべくトライし、リムを守ろうとしたんだ」と振り返る。
この試合、マブスはドンチッチとポルジンギスという2枚看板の活躍もさることながら、ベンチスタートに回ったライトの活躍も見逃せない。
20得点に加え、『ESPN Stats & Info』のデータによると、この試合でライトがガードしたペリカンズの選手はフィールドゴール16投中5本しか決めることができなかった。4点リードで迎えた残り14.8秒には、ジョシュ・ハートから貴重なスティールを奪うなど攻防両面において貴重な働き。
リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)にとって、この日ライトが見せたディフェンスは、レジェンドのジェイソン・キッド(元マブスほか/現ロサンゼルス・レイカーズ アシスタントコーチ)を思い起こさせるものだったという。
「今夜はデロンのゲームだった。我々はジェイソン・キッドがこのチームでプレーしていた時以来、あんなディフェンスを見たことがなかった。ゲーム終盤に記録したスティールは、今夜の彼が見せたプレーの縮図のようなものだった」。
敗れたペリカンズは、ブランドン・イングラムが25得点8リバウンド3ブロック、ハートが16得点9リバウンド、デリック・フェイバーズが16得点7リバウンド、ロンゾ・ボールが15得点8リバウンド5アシスト。だがドリュー・ホリデーが8アシストを挙げるも、フィールドゴール11投中成功わずか2本と不発(8得点)に終わった。