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キャリア4シーズン目となった昨季、デロン・ライトはトロント・ラプターズからシーズン途中にメンフィス・グリズリーズへトレードで移籍し、自己最高とも言える成績を残した。
グリズリーズでは26試合(うち先発は11試合)に出場し、平均30.8分12.2得点5.4リバウンド5.3アシスト1.6スティールの大暴れ。レギュラーシーズン最後の4試合のうち、実に3試合でトリプルダブルも達成。
するとライトは制限付きフリーエージェント(FA)となった今夏、サイン&トレードでダラス・マーベリックスへと移籍し、昨季の新人王ルカ・ドンチッチらと共にプレーすることとなった。
7月上旬に報じられたライトの契約は、3年2,900万ドル(約30億7,400万円)。だが『ESPN』のインサイダー、ボビー・ポーティスによると、ライトの契約にはインセンティブ(報奨金)が含まれているという。
ライトのインセンティブは、オールディフェンシブチーム、オールスター、最優秀躍進選手賞(MIP)に選出されると、それぞれ35万ドル(約3,710万円)を手にすることができるようだ。
今季、ライトは先発ポイントガードとして出場することが確実視されている。ドンチッチとクリスタプス・ポルジンギスという平均20得点以上を記録できるスコアラーたちを操ることが期待される27歳の長身ガード(196センチ)は、8月14日(現地時間13日)に『Mavs.com』へ掲載された記事の中で、リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)との会話をふまえてこう述べている。
「このチームはリバウンドが弱点だったことを変えようとしている。リバウンドを奪えばもっといい、リバウンドをもぎ取ればそのままボールプッシュでき、プレーメイクすることができるだろうと言ってくれたんだ。複数のチームは僕にオフェンシブ・リバウンドを狙いに行かせようとはしないけど、それは僕の強みの1つでもある。リックはすでに僕へ許可してくれたよ」。
オールラウンドなプレーを見せるライトが、新天地マーベリックスでチームの主軸として輝くことができれば、最短で今季中にインセンティブを手にすることができるかもしれない。
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