勝率5割以上のチーム相手に抜群の強さを見せるナゲッツが5連勝でウェスト2位を堅持

5連勝のナゲッツは、レイカーズに次ぐウェスト2位の好位置にいる[写真]=Getty Images

「このチームにはリーグでもベストの1つのベンチ陣がいる」とミルサップ

 11月25日(現地時間24日)。デンバー・ナゲッツはホームのペプシ・センターでフェニックス・サンズを迎え撃ち、116-104で勝利して5連勝とした。

 この試合、ナゲッツは前半を終えて52-57と5点ビハインドを背負っていたものの、徐々に巻き返していき、第3クォーター残り3分6秒にジェレミー・グラントのレイアップで逆転に成功。その後サンズの粘りに遭うも、第4クォーター途中から優位に進めていき、勝利を収めた。

 貴重な追い上げを見せた第3クォーターで、最も輝いたのはウィル・バートンだった。「前半はエナジーが足りていなかったと感じていた」と試合後に明かしたバートンは、このクォーターだけで12得点を挙げる集中砲火で逆転の立て役者に。

 ここ10試合で9勝目を挙げたナゲッツでは、ポール・ミルサップが23得点、バートンが4本の3ポイント成功を含む22得点に8リバウンド4アシスト、ジャマール・マレーが22得点7リバウンド、ニコラ・ヨキッチが8得点13リバウンド5アシスト2スティールをマーク。

 ベンチからはメイソン・プラムリーが14得点7リバウンド、モンテ・モリスが10得点4アシストを挙げるなど勝利に貢献した。

12得点に終わったブッカー(左)。サンズは7日間で5試合というタフなスケジュールを終えた[写真]=Getty Images

 この勝利でナゲッツは12勝3敗とし、ウェスタン・カンファレンス2位を堅持。首位のロサンゼルス・レイカーズ(14勝2敗)とは1.5ゲーム差に付けており、ここまで上々の成績を収めていると言っていい。

 ここまで3点差以内で決着した試合で3勝1敗のナゲッツは、勝率5割以上のチーム相手にリーグトップの8勝1敗を記録しており、上位チーム相手でも抜群の強さを見せている。

 24日(同23日)終了時点で、ナゲッツのベンチ得点はリーグ23位の平均32.6得点ながら、ディフェンダーや献身的に与えられた役割をこなすロールプレーヤーがそろっており、選手層の厚さも好調の要因の一つ。

「ずっと言っていることだけど、このチームにはリーグでもベストの1つのベンチ陣がいる」と、ミルサップも試合後の会場インタビューで自慢のリザーブ陣を称えていた。

 オールスター選手はヨキッチのみながら、ナゲッツはリーグ屈指の選手層を誇っており、54勝を挙げた昨季以上の戦力で今後も勝ち続けていくに違いない。

選手層の厚さと抜群のチームケミストリーを誇るナゲッツ[写真]=Getty Images

モバイルバージョンを終了