外国籍選手2人が同月に月間最優秀選手へ選出されたのはNBA史上初
12月4日(現地時間3日)。NBAは10月から11月におけるプレーヤー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀選手賞)を発表した。
今シーズン最初の月間最優秀選手は、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)とルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)。アデトクンボはギリシャ出身、ドンチッチはスロベニア出身と、NBA史上初となる外国籍出身選手が同月に同賞を獲得した。
イースタン・カンファレンスから選ばれたアデトクンボは、バックスをフランチャイズ史上ベストタイの17勝3敗へと導くパフォーマンスでリーグを席巻。
期間中、アデトクンボは平均30.9得点13.4リバウンド5.9アシスト1.5スティール1.4ブロックをマークし、いずれもイーストトップ10にランクイン。得点では1位、リバウンドでは2位に入るオールラウンドな働きが光った。
開幕から得点とリバウンドのダブルダブルを連発したアデトクンボは、19試合連続という快記録をマーク。これは1976-77シーズンのビル・ウォルトン(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか/34試合)に次ぐ好記録。
通算6度目となったアデトクンボは、ここ2シーズンで5度目の選出。イーストではベストプレーヤーと言っても過言ではないほど、圧倒的なパフォーマンスで猛威を振るっている。
一方、ウェスタン・カンファレンスではジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)やレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス(共にロサンゼルス・レイカーズ)らを差し置いて、2年目の20歳、ドンチッチが初選出。
マブスを率いる万能戦士は、期間中に平均30.8得点9.9リバウンド9.6アシスト1.4スティールをマークし、チームを12勝6敗の好成績へと導く殊勲者に。
特に11月は平均32.4得点10.3リバウンド10.4アシストの平均トリプルダブルを達成。月間(10試合以上)平均で30得点超えのトリプルダブルを達成したのは、NBA史上でもオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)、ラッセル・ウェストブルック(ロケッツ)しかいないだけに、強烈なインパクトを放っていた。