「僕はこのチームでベストな自分になれるようにトライしているところさ」
キャリア3年目を迎えたデニス・スミスJr.は、昨季途中にダラス・マーベリックスからトレードでニューヨーク・ニックスへと移籍。
昨季はニックスで平均28.6分14.7得点2.8リバウンド5.4アシスト1.3スティールを挙げており、今季はトレーニングキャンプからニックスでプレーできることもあり、活躍が期待されていた。
ところが、ふたを開けてみれば今季は序盤にケガで欠場していたこともあり、出番に恵まれていない。ここまで21試合(うち先発は1試合)の出場で、平均16.1分5.2得点2.1リバウンド2.7アシストとなっており、ショット成功率も軒並み自己ワースト。
爆発的な身体能力を誇る22歳に対して、複数の現地メディアが「出番を求めてトレードを望んでいるのか?」と報じていたのだが、スミスJr.はこのウワサを真っ向から否定していた。
12月29日(現地時間28日)に地元メディア『The New York Post』へ掲載された記事の中で、スミスJr.は「僕はニックスでプレーすることが好きなんだ。どんなことがあろうと、今は自分が(ニックスで)やらなきゃいけないことをやるだけ」とコメント。
同メディアの記者から「じゃあ、ここにいたいということ?」と聞かれると、こう切り返していた。
「そうだね。僕はここにいたい。(トレード希望は)自分の頭の中にないね。僕にとって、今は自分がここでどうなっていくかということだけ。僕はニューヨーク・ニックスの一員なんだ。このチームでベストな自分になれるようにトライしているところさ」
ニックスは今季も低迷を続けており、イースタン・カンファレンス14位の8勝24敗にとどまっている。その中で、スミスJr.のような若手が「このチームに残りたい」と発言したことは、ポジティブに受け取っていいのではないだろうか。