2022.05.29
昨年のドラフト2巡目全体36位でニューヨ―ク・ニックスに指名されたミッチェル・ロビンソンが、ここにきて大暴れを見せている。
2月27日(現地時間26日)終了時点でニックスはイースタン・カンファレンス最下位の13勝48敗。プレーオフ出場は絶望的なチーム状況なのだが、ここ4試合で3勝を挙げており、予想外の奮闘と言っていいだろう。
ニックスはここ4試合というもの、デニス・スミスJr.と新人ケビン・ノックス、デイミアン・ドットソンと共に、ディアンドレ・ジョーダンやルーク・コーネット、ノア・ボンレイをフロントコートのスターターに起用し、15日(同14日)のアトランタ・ホークス戦、25日(同24日)のサンアントニオ・スパーズ戦、そして27日(同26日)のオーランド・マジック戦に勝利。
特にここ2試合で、ロビンソンがベンチから大活躍している点は見逃せない。ロビンソンはスパーズ戦で約30分プレーし、15得点14リバウンド5ブロック。マジック戦では約33分のプレータイムで17得点14リバウンド3スティール6ブロックをたたき出し、2連勝に大きく貢献した。
216センチ108キロのロビンソンは、26日(同25日)終了時点で平均18.0分6.2得点4.8リバウンドを残しており、平均2.2ブロックは堂々リーグ3位という好成績。
『NBA.com/Stats』によると、ロビンソンは過去30年間において、ルーキーながら2試合続けてダブルダブルと5ブロック以上を記録した史上7人目のルーキーになったという。
これまでに達成してきた選手たちは、バスケットボール殿堂入りクラスばかりという豪華なリストとなっている。シャックことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)をはじめ、デイビッド・ロビンソンとティム・ダンカン(共に元スパーズ)、アロンゾ・モーニング(元マイアミ・ヒートほか)、ディケンベ・ムトンボ(元ホークスほか)、ヤオ・ミン(元ヒューストン・ロケッツ)と、そうそうたるビッグネームが並んでいる。
レギュラーシーズンは終盤に差し掛かっているため、ロビンソンが今季の新人王に選ばれる可能性は皆無なのだが、スミスJr.とノックス、そして今回紹介したロビンソンという3選手は、ニックスにとって貴重なヤングコアになるかもしれない。
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