35得点以上でリバウンド、アシスト、スティール、ブロックなしは2000年12月以来初、25得点以上では1973-74シーズン以降初の2試合達成
1月7日(現地時間6日)に行われたニューオーリンズ・ペリカンズ戦。ユタ・ジャズは接戦の末に128-126で勝利し、6連勝を飾った。
ジャズは直近12試合で11勝と絶好調。チームトップの35得点をマークしたボーヤン・ボグダノビッチは「最近の僕らは、最高のバスケットボールをプレーできている」と自信を見せた。
今季からジャズに加入したボグダノビッチは、正確無比なシュート力とタフなディフェンスが特徴の30歳。キャリア6年目の今季は、エースのドノバン・ミッチェル(平均25.0得点)に次ぐチーム2位の平均20.9得点に4.4リバウンド2.0アシストを残し、チームトップとなる平均3.0本の3ポイントを沈めており、成功率も41.8パーセントと高精度を誇る。
もっとも、ペリカンズ戦におけるボグダノビッチは、ユニークな記録を残していた。33分17秒コートに立ち、チームトップの35得点を挙げたものの、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックはなし。
『StatMuse』によると、35得点以上を挙げた選手で同様の成績に終わったのは、2000年のアラン・ヒューストン(元ニューヨーク・ニックスほか)以来初だという。
シュート力を最大の武器としていたヒューストンは、同年12月3日(同2日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で38分15秒に出場。20本放ったショットのうち16本を成功、3ポイント2本、フリースロー3本を全て決め切り、ゲームハイの37得点をたたき出してニックスを勝利へと導いた。
ただ、このハードルを25得点以上にしてみると、ボグダノビッチはスティールとブロックが公式スタッツとなった1973-74シーズン以降、2試合でこの記録を達成しており、史上初だと『Elias Sports Bureau』が報道。
ボグダノビッチはインディアナ・ペイサーズに在籍していた2018年3月30日(同29日)のサクラメント・キングス戦で、35分51秒プレーして25得点を挙げながらリバウンド、アシスト、スティール、ブロックはいずれもゼロという珍記録を残していた。
この2試合において、ボグダノビッチが残したのはスタッツ上では得点とファウル、ターンオーバーのみだが、いずれも勝利に貢献しており、それぞれのチームにおいて不可欠な選手だったことは言うまでもない。
ミッチェルに次ぐジャズの頼れるスコアラーには、今後も高位安定したパフォーマンスを期待したいところだ。