2019.10.29
8月13日(現地時間12日)、今夏トレードでメンフィス・グリズリーズからユタ・ジャズへ移籍したマイク・コンリーのインタビューが現地メディア『HoopsHype』へ掲載された。
先日までフロリダ州オーランドで行われていた「The Jr. NBA Global Championship in Orlando」にて、同メディアがコンリーへ直撃したのだが、コンリーはNBA入りから12シーズンを過ごしたメンフィスについて「メンフィスが僕を作り上げてくれた。僕はあそこで成長してきたんだ」と明かすと、新天地ジャズで迎える今季に向けてこう語っていた。
「僕はだんだん年を取ってきた。特に自分の身体でそう感じている。だから今は、9月に向けて完全なベストシェイプになることができるように、コンスタントにトレーニングしているよ」。
10月11日に32歳を迎えるコンリーは、今季でキャリア13年目。昨季は70試合に出場してキャリアハイとなる平均21.1得点に3.4リバウンド6.4アシスト1.3スティールに加えて3ポイントを平均2.2本沈めた司令塔なのだが、今季はジャズの一員として、ドノバン・ミッチェルやルディ・ゴベア、ボーヤン・ボグダノビッチらとプレーすることとなる。
今季を含めた今後のキャリアにおいて、コンリーはより良い選手になるべく、自らに厳しいトレーニングを課しているという。
「バスケットボールを続けていく限り、僕は自分のゲームにおけるすべての面を向上させようとトライしている。もっと良いディフェンダーになりたいし、スポットアップショットやボールなしの状態から(動きの中でボールを受け取って)うまくショットを決めることができるようになりたい。1対1の状況でもそうだし、リム付近のフィニッシュやトランジションの部分でもうまくなりたいんだ」。
特に今季は初めてグリズリーズ以外のチームで迎えることが決まっているだけに、コンリー自身も楽しみにしているようだ。
「今シーズンは新しいチームでプレーするから、これまでとは違ったシーズンになるかもしれないね。あんまり長くボールを保持しないかもしれない。じゃあボールを持たない状況で、僕はどのエリアだったらチームに効率よく貢献できるのか、と考えている。だから今、僕はボールを持たない状況でもトレーニングしているんだ。今シーズンはきっと面白い年になるだろうし、あまり知られていない、新しい自分になることにワクワクしている」。
エゴのないチームプレーヤーとして知られるコンリーだが、ジャズではミッチェルやゴベア、ボグダノビッチといったスコアラーが複数いるため、昨季のように平均16.0本もショットを放つことはないだろうと予想できる。
それでも、コンリーには1試合20得点できるオフェンス力が備わっているため、コート上でも大きな影響力を発揮するだろう。今季は自ら持ち込んでプルアップジャンパーやレイアップを決めるのではなく、チームプレーの中でスポットアップショット、あるいはカットからイージーショットを決めるシーンが増えるかもしれない。
ショットする機会が減少することで、スタッツ自体は昨季からダウンすることになりそうだが、プレーの効率は間違いなくアップするはず。経験豊富なコンリーがジャズで見せる新たなスタイルを楽しみに待ちたいところだ。
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