「僕たちは今、アンセルフィッシュなプレーができている」とモラント
メンフィス・グリズリーズが好調だ。1月5日(現地時間4日)に140-114でロサンゼルス・クリッパーズを下し、そこから4連勝をマーク。
11日(同10日)に行われたサンアントニオ・スパーズ戦ではジャレン・ジャクソンJr.(24得点)、ジャ・モラント(22得点7リバウンド14アシスト)、ディロン・ブルックス(22得点6アシスト)、ヨナス・バランチュナス(21得点9リバウンド)と、4選手が21得点以上を記録。
さらにベンチからディアンソニー・メルトンが13得点6アシスト、ブランドン・クラークが10得点9リバウンド4アシスト2ブロックの活躍で勝利に貢献した。
今季最長となる4連勝を飾ったグリズリーズをけん引するのは、ルーキーのモラントと2年目のジャクソンJr.だ。モラントは期間中に平均20.5得点9.3アシストにフィールドゴール成功率60.7パーセント、ジャクソンJr.も平均21.0得点にフィールドゴール成功率60.0パーセント、3ポイント成功率51.7パーセントと絶好調。
「僕たちは今、アンセルフィッシュなプレーができていると感じてるよ。コーチ(テイラー・ジェンキンズHC)が複数の試合で30本以上のアシストを残すようにと説き続けているんだ。彼はいつだってコートに出たら競い合い、アンセルフィッシュに一丸となってプレーするように説いてくれる。僕らは今、まさにそれができているんだと思う」
今季の新人王筆頭候補のモラントが語るように、グリズリーズはジェンキンズHC(ヘッドコーチ)指導の下、ボールムーブメントを多用したバスケットボールを展開。スパーズ戦で記録した39アシストは、フランチャイズ史上2番目の高数字だった。
今季はモラントとジャクソンJr.を軸に再建へと乗り出したシーズンだったものの、12月22日(同21日)以降は連敗がなく、グリズリーズ(17勝22敗)は白星先行でウェスタン・カンファレンス8位へと順位を上げてきた。
もっとも、9位のスパーズ(16勝21敗)とはゲーム差がなく、14位のニューオーリンズ・ペリカンズ(14勝26敗)ともわずか3.5ゲーム差という団子レースなだけに、今後も強豪ぞろいのウェストで、タフな戦いは続いていく。
「プレーオフ(に出場すること)がゴールなんだ。僕らは毎日、いいプレーができている。だからプレーオフを夢に描くことはフェアだよね?」
ペイントエリアで奮闘するバランチュナスは、大混戦のウェストで生き残り、プレーオフへ出場することを目標に掲げていた。グリズリーズがこの勢いを持続することができれば、今季プレーオフへ進出することも決して不可能ではないはずだ。